講談社文庫<br> 静かに、ねぇ、静かに

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講談社文庫
静かに、ねぇ、静かに

  • 著者名:本谷有希子【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 特価 ¥454(本体¥413)
  • 講談社(2020/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065212387

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内容説明

海外旅行でインスタにアップする写真で“本当”を実感する僕たち、ネットショッピング依存症から抜け出せず夫に携帯を取り上げられた妻、自分たちだけの“印”を世間に見せるために動画撮影をする夫婦――。SNS短編3部作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鍵ちゃん

45
海外旅行でインスタにアップする写真で本当を実感する僕たち、ネットショッピング依存症から抜け出せず夫に携帯を取り上げられた妻、自分たちだけの印を世間に見せるために動画撮影をする夫婦。ネットに頼り、翻弄され、救われる私たちの空騒ぎ。3篇からなる短編集。どれも胸くそ悪い話であるが、「本当の旅亅は間抜けな分まだ面白かった。この世の中、SNSやネットが盛んになる事が人として存在が軽くなり、大事な事を忘れそうな感じがするね。2022/03/11

BUBI

25
これは「今」読んでおかないといけない本! 人間の考え方の偏りとか流行って、人間自身が思うより早いスピードでどんどん変わっていくので、数年後にはこの本が書いている世相って理解できない異質の物になっていくかも。とはいえ2018年の作品のようなので、すでに7年前の本ではあるのですが。インスタやフェイスブックで(フェイスブックはもう古いらしいですが)何をみんながしているかというと「ポジティブ」なフィードバック。自分は幸せで価値がある存在なんだという幻想を作り出す仕掛け。現実は、惨めで時には命にも関わるのに。2025/05/18

神太郎

23
最初のお話、本物の旅を読んで「こういうやつ嫌いだなぁ〜、痛い目に遭わねえかなぁー」と思ってたら…ありゃりゃ?という展開。承認欲求が強すぎると危機感とかなくなっちゃうのかねぇ…。3篇ともどこかに緊張感があって奇妙に捻れていてだから目が離せない。 本谷さん久々に読んだけど、この作風やはり好きだなぁと思った。2026/05/29

ちぇけら

23
タイムラインという激流に投じた写真に灯されるちいさなLOVEを求めてスマホのシャッター音が街じゅうに鳴り響く。盛れる写真を撮るために必死な奴らを横目に、実はぼくもインカメに映る自分を見ながら表情と角度を調整していたりする。#ファインダー越しの世界。そこには普段目にする空や雲。「自分にしか見えない世界」があるなんて素敵ですねという皮肉を込めて押すイイネも、きっと彼の自己肯定感を助長する。たくさんのイイネがついたコンテンツで「自分」を縁取るあなたたち、イイネが増えたからって自分が世界に必要とされているとでも?2021/01/16

ロマンチッカーnao

22
こわかった。ゾッとする怖さだった。何もかも肯定し、ポジティブに考えるスマホ依存症の男二人と女一人の旅行。スマホで写真を取ってインスタにアップして、始めて旅行にきていることを実感する。動画や写真をインスタにアップするために旅行中に編集作業に何時間も費やす。間違ったことでも肯定的に捉え、この鼓動がヴァイブレーションがみんなに伝われがいいと悦に入る3人。とにかく気味が悪い。ここまで頭悪くなれるのかと思うくらい頭の悪い3人。迷惑動画のニュースを見てなぜこんなことをと思っていたけど、こういう思考かと理解出来ました。2023/02/18

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