内容説明
有楽町の出版社に勤める星野は、山手線で見かける美女に憧れ「山手線の恋人」と呼んでいた。星野は、物故作家の作品を再び刊行するために、その作家の娘を捜す過程で見た顔写真が「山手線の恋人」と似ていることに気づく。田町と品川間の山手線新駅工事現場近辺での脱線や、爆破予告などが続けざまに起き、そこにも彼女の影が。そして捜査にあたる十津川警部を嘲笑うかのように、新たな事件が発生する。 密かに想う女性が犯罪者なのか。「恋人」の正体は?十津川警部が 連続犯罪の真相に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スナイデル
15
32021/05/30
いづむ
10
高輪ゲートウェイ駅の建設妨害と思われる奇怪な事件と、寡作の作家の遺族(娘)にまつわる謎がからみあってどこへ向かうのかと一気読み。毎朝通勤で同じ車両に乗り合わせる気になる女性を「山手線の恋人」と呼ぶセンスちょっと気持ち悪いよ!あとみんな個人情報漏らしすぎ!など、つっこみどころは所々あるものの、十津川警部の冴えわたる推理は安心できる。山手線に乗りながら読んだ楽しい思い出。2022/03/23
aaboo
2
犯人逮捕の場面が描かれてなかったのが残念だった。2021/07/23
たんじろ
1
久しぶりに読んだ西村京太郎。面白かった。亡くなったのが残念。2022/08/13