内容説明
これなくしては人類は生きられない!
時に乳房であり、時にパイパイであり、時に乳幼児の食料の源泉であり、
時にわけもなく揉んだりするものであり……
つまり「おっぱい」には謙虚であらねばならない!!
タオルのやわらかさと安らぎ感が好きすぎて、
タオルを目にするたびにタオルに向かって小さく「好き!」と呟いてしまう、
皮膚感覚についてのエッセイ「タオルっていいな」。
思い立って失われた青春の現場=除籍になった早稲田大学を突撃し、
懐かしのカツ丼を食べて感傷に浸る「遠ざかる青春」。
さらに中野翠さんとの早稲田対談「恥ずかしい、都の西北」も収録。
シリーズ今作も買って損なし!
エッチでもチャーミングなショージワールド全開の期待を裏切らない一冊です。
解説は東海林さんも大好きな「酒場放浪記」でおなじみの吉田類さん。
※この電子書籍は2018年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mawaji
8
タイトルにひかれて手に取ったわけではないのだ。きちんと折りたたまれたタオルのふくよかさに心惹かれてそっとタオルを抱きしめ、タオルに顔を埋めてじっと立ち尽くすショージくんの皮膚感覚は傳田光洋先生の著書によってきちんと説明がつけられたのですね。ショージくんのお勧めに従い傳田先生の著書二冊、続けざまに読んでしまいました。自分の青春を再検証するために訪れた早稲田界隈、髙田牧舎や金城庵は健在なようですがカツ丼発祥の店、三朝庵は残念ながら3年前に閉店になっているようです。中野翠さんとの早稲田談義も興味深く読みました。2021/02/28
ニコ
7
読みやすくてユーモアあふれる文章のエッセイ。買うときはちょっと恥ずかしかったけど面白かった!この著者の本いろいろ読んでみようと思う2020/10/24
禿頭王
3
「こんな些細なことで、よくこれだけの文章が書けるなぁ」と感心するばかりです。「絆の糸はいつか切れる。孤独の糸は自分と結ばれているので生きている限り切れることはない」といった、さりげなく含蓄のある文章も、さすが東海林さんです。2021/12/28
たけぞ
3
どうでもいいことを、真面目に論じるところが、さすがショージさん。2021/10/02
オオイ
2
楽にスラスラ読めるも 笑いは今ーつ。2022/04/03