内容説明
いつも御簾の向こうにいて姿が見えず、助手の翔夢鈴に鑑定結果を耳打ちするだけだが、その占いは驚くほど当たると噂だ――。そんな凜可馨の正体はゴツいオネエ。翔夢鈴のプロデュース力を使って活躍している男性占い師なのである。そんな二人のもとに、後宮から使いがやってきた。多額の謝礼に目がくらんだ二人は、正体を隠して後宮入りするのだが……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
72
新刊。あれ、青楓の正体は!?と思ってたら、「執筆中につき〜」の姉妹作なのですね!絵師さんも違うので全然気付いてなかった(≧∇≦)納得ー!色々繋がりました。執筆〜の方をまた読みたくなった!あちらと同様?(笑)甘さはないけど、夢鈴の真っ直ぐなキャラ、ブレないようで結構夢鈴に振り回されている泰隆の組み合わせが面白おかしくずっと見ていたいです^^ちょっとミステリ要素があるのも読み応えあり。楽しい作品でした。このコンビの物語をこれからも読みたいなあ。2021/01/02
もも
35
姉妹作「執筆中につき、後宮ではお静かに」での主人公・青楓の妹の夢鈴の物語。夢鈴と泰隆で作り上げた「街で評判の女性占術師・凜可馨」に来た後宮からの依頼。後宮では呪いに悩める妃や幽鬼の噂があり――。面白かったです!お互いができない事をフォローし合う二人のバディ感。夢鈴がとにかく前向きでグイグイ引っ張りながらも、何だかんだ言いながら受けいれるオネェな泰隆さんの関係がとてもよきでした。不器用な泰隆の優しさが良いですね…!「執筆中~」を読んでいるとニヤリとする場面もあり、大満足でした。姉妹の再会も見てみたいなあ。2020/12/06
綾@新潮部
24
前作では泣いてばかりのか弱い女の子イメージだった夢鈴。が!何があったか(ちゃんと書かれています)めちゃくちゃ元気になった夢鈴。元気の方向性がちょっと…ウケる。泰隆との会話で笑わせてもらいつつ、本筋はけっこうシリアス。占いに関しても、種明かしされるとなるほどねーという内容で本格的だと思う。前作『執筆中につき後宮ではお静かに』を読んでなくても楽しめるようになっているけど、読んでいれば更にわかりやすいはず。最初に登場人物の名前の読み方と説明があるのも嬉しかった。続編があると嬉しいなぁ。2020/10/08
リディア
19
とても面白かったです。『執筆中につき〜』と姉妹作とは皆様のレビューで知りずっと気になっていた姉の正体がわかってスッキリ。それにしても読んだそばから忘れていくのが悲しい。ヒロインのポジティブ脳筋な所が凄く面白かったです。甘さはなくて淋しかったので2人の今後が見てみたいけど、おネエ言葉とすぐ醜女醜女と言う所が嫌。2020/12/30
ぐっち
19
お姉さんのほうの話を再読してからの再読。姉の謎の手紙はそういうことだったか。ヒロインが脳筋ポジティブ思考で楽しく読めるのだけど、泰隆にはもう少し糖分を所望したい。2020/10/31
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