幻冬舎文庫<br> 寄生リピート

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幻冬舎文庫
寄生リピート

  • 著者名:清水カルマ【著】
  • 価格 ¥742(本体¥675)
  • 幻冬舎(2020/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344430273

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内容説明

中学二年生の白石颯太は、スナックを営む母と二人暮らし。嫌な目にあった時、いつも右
手が疼いていた。ある晩、馴染みの客を家に連れ込む母を目撃して、強烈な嫉妬を覚える。
数日後、その客が溺死体で見つかった。さらに、死んだと聞かされていた父の生存が発覚
するが、実父は颯太を化け物でも見るように拒絶して……。戦慄のホラーミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えみ

59
何それ怖いじゃん。異常性が徐々に公になっていき、尚且つ大胆な求愛行動はレベルアップしていく。進むほどに気味悪さが膨れ上がっていくが、それはいつしか恐怖に変わる。寄生リピート、輪廻転生、わかってはいるけれどこの不快感は誰も得しない幸せになれない。恐怖を植え付ける愛、そう簡単に味わえるものではない。究極の独り善がりの愛。まさかそこにそんな風に現れるとは。なんというか、恐怖を味わった皆さまご愁傷様です…。狙われた方こそ邪な心があり、狙う方が純な心を持っていたって言うところが皮肉だ。逃げても追ってくる無限の恐怖。2022/04/22

ちょこまーぶる

52
怖さに痺れた一冊でした。恐怖の連鎖って本当に怖いですよね。クローン技術の進展でありえない話では無いんだろうな思うと恐怖を断ち切ることって一生できないんでは無いかと暗い気分になりました。しかも、恨みとかが強かったとしても、こんなに人を殺すっていう行為が簡単に行う事ができる者なのかと自問自答しましたが、恐怖感に包まれながらもページを捲るスピードが比較的早かったのは、グイグイと世界に引き込む筆力を感じました。そして、何となく夏に読んだ方が良いかもなぁ~と漠然と感じましたね。2023/08/25

momi

42
うぐっ…死者に寄生される?! 我が子が生まれた時に握っていたピアス…そのピアスに怯える母親!!複雑な家庭環境におかれている中学生の「風太」を何故そこまで恐れているのか!? 死んでもなお追い続ける凄まじい執念ッ!!情熱的と言うより究極のストーカー!!何処までも何処までも…地獄の底から追いかけてくる!!警察も一切関与できない終わりのない「恐怖」と「絶望」逃れられない想いに背筋が凍る!!おぞまし〜いホラーミステリーです! 2020/11/06

うまる

37
著者2作目は終わりなきホラー。デビュー作から謎を呼ぶ展開で読ませる力がありましたが、今作は更に力が増していて一気読みでした。終盤とラストも、ややB級ホラーになってしまった前作と比べると段違いで面白い。特にラストは、この家族どうなっちゃうんだろうと恐ろしい想像が膨むのが楽しいです。2作とも、誰にでも身近にある恐怖でもないし、クズ人間が多くて共感できるキャラもいないんだけど、何故かどんどん読んでしまう不思議な魅力があるホラーなんですよねぇ。今後も期待しています。 2021/04/17

なな

27
こわいこわい。こんな風にリピートされるっていったい終わりはあるのか?あってほしい。2022/05/31

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