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内容説明
人間の中にある広大な「未知の世界」。実際、われわれは、本当に何も知らない…。人間は進化しているのか。退化しているのか。科学は真の幸福をもたらしたか。ノーベル生理学・医学賞受賞の著者が「人間」を総合的に捉え、われわれの可能性とその未来を生理学的・哲学的に考察。出版数年にして18カ国に訳され1千万部を突破、今なお多大な影響を与えている知的興奮に満ちた名著。今こそ一番に読むべき本。佐藤優氏、絶賛!【ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン評:本書はこれまで多くの読者の心に新たな希望と勇気、人生への力強い信念を与えてきた。この高名な科学者は、その豊かな経験と、人間の精神に関する該博な知識を余すところなく尽している。われわれの未来を導く鋭い考察、叡智にあふれた人生哲学がここに!】【渡部昇一:このような本を前にして胸の躍らない人は、よっぽどどうかしている】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オリバ
11
ノーベル生理学・医学賞のアレキシス・カレル博士による本で、タイトルの通り、「人間とは何か」に大胆率直に考察している本です。人間の持つ内なる精神、信仰、道徳、生理学、様々な視点から書かれた本書はまさに叡智の結晶です。科学の進歩に比例して人間の幸福度が上がっていないのは何故かーそれは、真に人間の事を考えて生み出されたものではないからだと著者はいいます。人間を理解するには、まずは生理学を突き詰め、あらゆる学問を統合させていく必要があるという著者。私たちの知的好奇心を掻き立て続ける不朽の名著です。2020/12/03
椿油
0
1900年前半に、このような本が出版されたとは驚き。読んでいて違和感ないし、人間って今も昔も変わらないんだな。2021/11/26
エジー@中小企業診断士
0
上智大学名誉教授、渡部昇一先生の座右の書。著者はフランス人医学者でノーベル生理学・医学賞受賞者。医学と科学、物質と精神、都市生活と文明、遺伝と環境・教育、時間と寿命、個人と個性、そして、人間とは何か?これらのトピックに興味関心があれば読むことをおすすめします。本棚みたら渡部先生訳本「頭のいい人」はシンプルに生きる、があったので再読してみよう。2021/05/13
たつや
0
100年近く前に書かれた作品であるので、当時と比べた現代医療、生理学では解明された部分もたくさんあると思うが、コロナ禍に翻弄されている現代に、これから人類が生きるべき道を示しているように思われる部分もあり、色々と考えさせられる良書2021/03/31
となりの松本さん
0
この本を友人に勧めるのには勇気がいる。もし、つまらない、などと評されると、交友関係に決定的な亀裂が入りそうだ、、、。 改めて、知の統合の重要性に気づかされた。カレルが成し遂げた85年経っても新鮮さを失わない内容こそ、知の統合と呼ぶにふさわしい。果たして、これから100年という時の経過に耐えられる本は生まれるのだろうか?現代人の乏しい知の体力では厳しいのかもしれない、、、。2020/09/17