2020-2030 アメリカ大分断 危機の地政学

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2020-2030 アメリカ大分断 危機の地政学

  • 著者名:ジョージ・フリードマン【著】/濱野大道【訳】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 特価 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 早川書房(2020/10発売)
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  • ISBN:9784152099716

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内容説明

80年周期の「制度的サイクル」と、50年周期の「社会経済的サイクル」。米国の歴史を動かしてきた二つのサイクルが衝突する2020年代、未曾有の危機が大国を襲う――。国際秩序の未来を分析するインテリジェンス企業「ジオポリティカル・フューチャーズ」の創設者が放つ、新たなる予測。日本版増補「コロナ危機がサイクル移行を加速させる」収録。解説/渡辺靖

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

100
アメリカがアメリカである理由が書かれていると思います。「思います」と書いた理由は、今までヨーロッパ人の入植から現代に至るまで通じて、米国史に関する本を読んだことがなく、他の本と比較できないから。読むのに1ヶ月ぐらいかかったけど、アメリカはなんとな〜く出来上がった国ではなく、ジョージ・ワシントンやトマス・ジェファーソンといった「建国の父」と呼ばれる人たちが、将来どんな国になるかあらかじめ織り込んだ上で人工的にできた国であることがわかった。2021/05/09

Mark

26
大変読み応えのあるアメリカ論です。アメリカという国は、地球上で唯一人工的に作られた国です。国家としてのまとまりは自由という「理念」のみが唯一の拠り所です。従って、そもそも分断の圧力は内包されており、過渡期には多様な思想や社会階層間の離合集散が活性化し、国を二分するような派手なことが起こります。トランプ騒動もその一部です。 著者の見通しは楽観的で、アメリカという国の理念に将来を期待する姿勢が見られます。そうあって欲しいと、自分も思いますが、答えは2050年ころに出そうです。楽しみに見守りたいと思います。 2021/02/23

kan

8
アメリカを、80年周期の制度的サイクルと、50年周期の社会経済的サイクルの2つの軸から分析する視点が面白い。トランプ旋風もBLMの流れも、それ自体に焦点を当てるのではなく大局観をもって見るというのに説得力がある。周期的に大きな構造改革が発生するアメリカだが、フリードマンによると、COVID19によってサイクル移行は乱れるどころかむしろ加速するとの見立て。人口分布のひずみと経済や軍事力の優位性から生まれる政治力学、生物学や医学におけるイノベーションが次のサイクルの鍵になりそう。2021/05/02

鵐窟庵

6
大統領選やBLMから読む。中学時代米留の友人は当時からトランプを予見していたが、分断は今に始まったのではなく、根源的に内在し体制の揺らぐ時代に約80年周期で表出する。その転換期が2020sで技術や経済が地殻変動すると分析。履歴を異にした人々が白紙の地へ渡り、数々の危機を迎えながらも、団結のために人工的な国家体制が発明され統合されていた合衆国。分断の時代だからこそ再統合のため体制転換や思想発明が必要。本書中でかつて欧州でがインテリゲンツィアだった部分が現在アメリカだとテクノクラートとなるのは多忙さ故にか。2020/12/18

yk_tani

3
アメリカの建国以来の歴史を,制度的・社会経済的な2つ「サイクル」という切り口でレビューし,それぞれのサイクルの終焉が近づいているという,大胆な未来予測が繰り広げられる本。 現在,社会のいろいろな場面で,専門知識偏重ともいえるような制度設計・運用がなされているが,それが限界に達し,常識と知恵に基づく統治になるという大胆予想は面白かった。 2020/12/19

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