SF映画術 ジェームズ・キャメロンと6人の巨匠が語るサイエンス・フィクション創作講座

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SF映画術 ジェームズ・キャメロンと6人の巨匠が語るサイエンス・フィクション創作講座

  • ISBN:9784866470955

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内容説明

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SFの過去と現在と未来。
我々が伝えたい
すべてのこと。

ジェームズ・キャメロン
スティーヴン・スピルバーグ
ジョージ・ルーカス
クリストファー・ノーラン
ギレルモ・デル・トロ
リドリー・スコット

『アバター』の続編が待たれるジェームズ・キャメロン監督がハリウッドで活躍する重鎮たちを招いて、SF映画談義。

サイエンス・フィクションの各ジャンルについて、
また、SF映画のこれまでと、未来について熱く語る。

巻末にはアーノルド・シュワルツェネッガーとの対談も特別収録!

◆掲載画像は150点以上!


【contents】

FOREWORD
サイエンス・フィクションの遺伝子 ― ジェームズ・キャメロン

LESSON 1 エンターテインメントとしてのサイエンス・フィクションを目指す

SF作品の伝道師・キャメロンの旅路 ― ランドル・フレイクス

ジェームズ・キャメロン : すべての始まりは『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』 (1956)

LESSON 2 社会の写し鏡として生き続ける地球外生命体

古代ギリシャ時代から現代まで、 ともに歩み続けた“彼ら” ― ゲイリー・K・ウルフ

スティーヴン・スピルバーグ :水爆大怪獣映画『ゴジラ』 (1954)にみる 地球外生命体の存在意義

LESSON 3 夜空を見上げ、星間旅行を 夢見てきた私たち

ニコラス・コペルニクスの言葉から 始まった宇宙探索への夢 ― ブルック・ペック

ジョージ・ルーカス :『スター・ウォーズ』という革命

LESSON 4 時空を超えて

「マハー・バーラタ」から『インターステラー』 へ、時空を超えた物語の軌跡 ―リサ・ヤスゼック

クリストファー・ノーラン : 天才・ノーランが語る“タイムトラベル”も のの無限の可能性

LESSON 5 美しきモンスター

“イドの怪物”から続く「よそ者」の肖像 ― マット・シンガー

ギレルモ・デル・トロ :モンスターを哲学する

LESSON 6混沌の預言者たち

ダーク・フューチャーという夢 ― マット・シンガー

リドリー・スコット :「雨の中の涙のように」

SPECIAL LESSON サイエンス・フィクションを 演じる者

ギリシャ神話の時代から抱いてきた 知的機械へのロマン ―シドニー・パーコウィッツ

アーノルド・シュワルツェネッガー マシンを演じること

AFTERWORD
加速する時代の中でSF作品は どう姿を変えるのか。 ― ブルックス・ペック

INDEX

翻訳:阿部清美

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

73
「ジェームズ・キャメロンのストーリー・オブ・サイエンス・フィクション」というテレビ番組の採録だそうだ。キャメロンが語り合う相手は、スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、クリストファー・ノーラン、ギレルモ・デル・トロ、リドリー・スコット、アーノルド・シュワルツェネッガー。SFへの想いや体験、自作の創作過程、現実社会や未来像、等、実に興味深い内容に話は及び、読み応えある。キャメロンのコンセプトアートに目を奪われる。多くの監督が「ゴジラ」に言及しているのも嬉しい。このテレビ番組、見てみたいなぁ。2021/01/07

yyrn

27
宇宙船、異星人、モンスター、ロボット、超能力、ワープなどなど、人間がこれまでに考え出した「空想科学」の世界を、様々な本と映画を通して、その歴史をたどりながら俯瞰して見せてくれる本。▼「タイタニック」や「アバター」のジェームズ・キャメロン(65)がホスト役となって6人のゲストを迎え、古今東西のSF小説や映画を俎上に載せ、荒唐無稽なB級扱いの時代からメジャーとなった転換点とか、その後の多様性や未来への可能性など、各人と論じあったTV対談の書籍化でもある。⇒2021/05/04

ぽてち

23
キャメロンがホスト役を務めたテレビ番組を書籍化したもので、スピルバーグ、ルーカス、ノーラン、デル・トロ、スコットの5人(登場順)の映画監督、そして俳優シュワちゃんとの対談が記録されている。内容はSF映画をメインにした雑談に過ぎず、サブタイトルの「創作講座」は盛り過ぎかと……。でも興味のある人には楽しめる内容だとは思う。ぼくもガキの頃から筋金入りのSFファン(小説も映画も)なので、登場する作品のどれもが懐かしく、監督たちの話に共感した。しかしこの人達の才能は本当にすごいなあと改めて感心してしまう。2020/12/27

ぐうぐう

21
同タイトルのTV番組を書籍化。ジェームズ・キャメロンがホストとなり、5人の映画監督(スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、クリストファー・ノーラン、ギレルモ・デル・トロ、リドリー・スコット)と、アーノルド・シュワルツェネッガーをそれぞれゲストに迎え、SFをテーマで語り合う。キャメロンがインタビュアーであるため、技術論になるかと思いきや、SFというお題があるため、創作論を軸に、哲学的考察に対話が展開していくのがいい。CGや3Dといった革新技術を映画において開発してきたキャメロンは、(つづく)2020/10/26

kei-zu

11
紹介される古今の名作が色鮮やかなポスターやスチールは非常に楽しい。本書の中心人物であるジェームズ・キャメロンのスケッチも資料的価値が高い。 だが、内容はTV番組がもとになったせいか、各分野の概論も通り一遍で、ゲストとの対談も表層的なやり取りが少なくない。「スターウォーズ」の「汚れた未来」は、ルーカス個人の世界観によるものでもあるまい。 また、翻訳がひどい。特に対談は、会話がかみ合って感じないほどだ。会話の口調も、キャメロンがアカデミー監督とはいえ、ルーカスやスピルバーグ相手にタメ口はおかしいでしょう。2021/02/23

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