内容説明
「心」とはなんでしょうか?
命あるものは皆、心に導かれています。
私たちの行動のすべては、心が主導権を握っているのです。
ブッダの教え(仏教)とは、私たちが「心」の正体を知って、心を正しく用いて、究極の幸福に達するための教えなのです。
この本では、「心所【しんじょ】」という心の中身・心の成分に関する分析をご紹介します。
心はいつでも働いているものですが、その働きは心を構成する成分が代わることで目まぐるしく変化します。
その時その時の心にどんな心所が混ざるかによって、心は悪に染まったり、善のエネルギーを起こしたり、智慧の開発に向けて動き出したりするのです。
心の中身について学ぶことで、私たちは「すべての悪をやめること。善を完成すること。自分の心を清らかにすること」というブッダのガイドラインに従って幸福への道を歩むことができます。
読者の皆様の理解を助けるため、本書では、ブッダが説いた「心」の仕組みをイラスト図解を交えてわかりやすく紹介します。
目次
第1章 私たちを支配している心所の世界
第2章 心の基本的な働きがわかる13 の心所
第3章 心を悪に染める14 の心所
第4章 心を善に変える25の心所
第5章 心と心所の結びつき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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生命は心に支配されている 仏教のアビダンマ・論は心について知る学問 自分の心所・心の中身を知る≒幸せに生きる近道 私たちを支配している心所の世界: 心を発見 心=命 人間の価値は心所で決まる 心の基本的な働きがわかる13 の心所: 共通心所 雑心所 心を悪に染める14 の心所:愚かさ・欲・怒 離れるり・悪を助ける心所 心を善に変える25の心所:共浄心所 自粛心所 無量心所 智慧の心所 心と心所の結びつき: 愚かさ=悪の心の根源 日常行為を善の心で行う→知恵 善行為は何度でも思い出す 瞑想=認識を管理する2024/08/28