朝倉義景 - 信長を窮地に追い詰めた越前の雄

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朝倉義景 - 信長を窮地に追い詰めた越前の雄

  • 著者名:星亮一
  • 価格 ¥610(本体¥555)
  • PHP研究所(2020/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784569676135

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内容説明

元亀元年(1570)織田信長は朝倉の武将寺田采女正が守る敦賀郡の手筒山城を陥落させ、隣接する金ヶ崎城、疋壇城も落とした。もはや一乗谷は、風前の灯である。これを助けたのが信長の義弟、小谷城主の浅井長政だった。「まさか、そのようなことがあるはずもない」信長にとって信じられぬ出来事だった。400年以上経った現在も当時の風雅を偲ばせる壮大な一乗谷遺跡。その最後の当主である朝倉義景は江の父、浅井長政とともに信長に叛旗を翻した。戦国大名の中でも平安時代から続く「名家中の名家」であり、北陸越前に百年に渡って君臨した朝倉氏。五代目当主・義景は、城下の一乗谷に「第二の京」と呼ばれる雅な文化都市を築いた風流大名であった。だが時代は戦乱の世、天下布武を目指し覇権を広げる信長と宿命の戦いが始まる。戦国の名門という圧倒的に有利な立場に生まれながらなぜ滅びていったのか? 生まれる時代を誤った哀将の生涯を描く歴史小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロマンチッカーnao

21
もしも、武田信玄が京都を目指し、徳川軍を木端微塵に粉砕し、そのまま、関西に進出し、織田信長と対決していたら、織田信長が一時期京都を占領しただけの人物としか歴史に残らなかったかもしれない。しかし、実際そうはならなかった。何故か。その一番の原因は朝倉義景が、武田、足利幕府、一揆衆たちと織田包囲網を組みつつも、囲みを解いて、自陣の越前へと帰ってしまったから。武田家に天下を取らせるのが面白しろくなかったからなのか。どうかわからないけど、この人物を知りたいと思って読んだんだけど、答えは、戦国武将として無能でした。2019/08/05

みじんこ

2
越前朝倉家最後の当主・朝倉義景の生涯が描かれ、最後にはなぜ朝倉家は滅亡したのかという簡単な考察がある。当時の一乗谷の城下町の様子や朝倉家臣団の構成なども書かれていたのが良かった。しかし、サブタイトルは完全なミス。信長を追い詰めるどころか、毎回翻弄されている。「信長に窮地に追い詰められた」に直した方がいいほど、義景の無能ぶりが目立つ。浅井や武田の足をわざと引っ張っているとしか思えない。三国志で例えると、野心をなくした袁術のようだった。生まれてくる時代を間違えていた。雅な時代に生まれていればよかったと思う。2013/05/13

maito/まいと

2
歴史小説というよりは、評伝?前半こそ義景前の朝倉家隆盛の話が出てくるモノの、朝倉義景が当主になって以降は(主人公のはずなのだけど)、信長や浅井長政、信玄など関わりのあった大名を描写しつつ、義景がなぜ朝倉家を滅ぼしてしまったのか、という分析になるという、描写視点が安定しない展開。しかも結局義景が凡愚であることを結論づけているので、全体的に歯切れの悪い内容。せっかく義景をメインに置いているのだからもうすこし盛り上げてあげても良いはずなのだけど・・・2011/10/09

佐治駿河

1
もっと盛り上がるポイントがあっても良いのではないだろうか?折角、この人物をスポット当てた作品であれば、作者なりの解釈で出陣を躊躇した経緯や出陣出来なかった何かを描いて欲しかった。この内容なら、戦国物の作品をいくつか読んだことがある人なら読む必要がなく、面白みも無い。2011/10/22

いつかはビーエム

0
以前読んだ他の本とはまた違う義景像が興味深い。が、単純かつ客観的にこの本の感想を言えば、義景という武将は戦国の世ではダメ武将だ!と云うことかな。2012/11/02

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