内容説明
リベラルアーツとは、ヨーロッパの大学制度において中世以降、19世紀後半や20世紀まで、「人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問)の基本」と見なされた自由7科のことで、文法学・修辞学・論理学の3学、および算術・幾何・天文学・音楽の4科のことである。現代においては大括りに「教養」と訳され、たとえば大学の教養学部がそれに該当する。リベラルアーツの目的は「よりよく生きる」ことと「よりよい社会をつくる」ことにあり、そのためにロジカル思考、デザイン思考、アーツ(直観)思考などを身につけ、既存の知識や経験にとらわれることなく、自由で多元的な発想を持った人材を創る点にある。本書は、リベラルアーツの中でも誰もが親しめる“美”を取り上げ、その意義をやさしく解説するとともに、「真善美」とは何か、「貨幣」とは何か、「人間」とは何か、「音楽」とは何かなど、常識にとらわれない視点から創造性を育む方法を解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
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カントの認識論と真善美 経験的な現象界:感性によって対象・悟性によって対象が思考される 感性→現象(感性→悟性)・理性→真という二つの流れ 見えると思うものと見えるものの違い 脳と感情 自然美と芸術美 自由と教蓑 ベートーヴェンの精神 身体感覚 感情調整 融合的な思考 ネガティブ・ケイバビリティ 経験としての芸術 センス・オブ・ワンダー 知性の罠 美的直観 人格的な美 多重知能理論 思考の原則 素直な心 ヘウレーカ! リベラルアーツ思考 真理と真実 美とリベラルアーツ2020/10/24
kamada1001
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リベラルアーツ。Artsは学芸や技芸。Liberalは自由にする、解放する。人間を自由にする学芸。自己中心的ではなく、謙虚に、限られた知識と経験にとらわれず、人間と社会の多様性を知ること。そうすることによって、自分自身のさまざまな可能性を見出し、自らを重んじることができるようになる。 そのためには、世界的に評価されてきた絵画や小説、音楽といった教養が必要である、ということだろう。 本当にそう思う。都市を創り、なりわいを持ち、豊かな暮らしを手に入れるためには教養が必要だと気づいた今日この頃。2020/10/07
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