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内容説明
米国は中国の覇権主義を止められるか。
2020年11月に行われるアメリカ大統領選に世界の注目が集まっている。再選を目指す共和党のトランプ氏に挑む民主党のバイデン氏の闘いは僅差でバイデン氏がリードしているとされるが、2016年の大統領選でも大方の予想を裏切って勝ったのはトランプ氏だった。
しかし、新型コロナウイルスを軽視して、死亡者を全土に拡大させた上に、白人警官による黒人“殺害”事件でデモをする民衆に対し、軍による鎮圧をちらつかせたトランプ氏に全米で反発が広まっているのは確かだ。アメリカ国内を見てみると、新型コロナの影響で失業率は高止まりして、格差拡大は高まる一方だ。分断も進み、国民の不満は日に日に強まっている。
そんな内政を鑑みた上で外交面を見れば、覇権主義を目指す中国との対立はギリギリの緊張状態である。このまま中国への圧力が高まれば、中国も黙ってはいられないだろう。中東問題にしてもアメリカの介入によって、不安定化している。多くの地域に爆弾を抱えているようなものだ。
日本にしても対岸の火事と見てはいられないのが事実だ。かつて「世界の警察」として圧倒的な力を持っていたアメリカ1強時代は終わってしまうのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風に吹かれて
16
2020年10月刊。アメリカ連邦議会・上院予算委員会スタッフ(国家公務員)という経歴を持つ現早稲田大学教授。テレビでコメンテーターとしてアメリカの政治について解説する姿もよく見かける。アメリカ時代の、現在も現役で活躍している元同僚からの情報や現地の出版物・世論調査などから手際よくこれまでの、今の、予測される今後の、日本を含めた政治を解説。大統領選挙前の出版だが、今読んでも十分に有意義だ。➡2020/11/24
C-biscuit
15
図書館で借りる。先日の経済誌のおすすめ。おすすめ本は意外と貸出中が多いのであるが、少し古いのか貸出可能であった。この本では、バイデン大統領とトランプ元大統領の選挙戦について書かれているくらいなので、確かに古さを感じる。しかし、バイデン政権がおおよそこの本に書かれている通りになっており、また、アメリカのスタンスも大統領により変わらないところも詳しい。そういう意味では、古さもなくお勧めされている理由もわかる。とにかく中国が相対的に強くなったので、アメリカもこれまで通りには行かない。世界の警察ではないのである。2022/05/05
Tomonori Yonezawa
3
【地元図書館】2020年10月1刷。著者はクリントン時の予算スタッフ。▼全6章、トランプ続投、バイデンでも分断悪化、自国第一主義、民主党外交、残りが日本。▼出版時の米大統領選状況からの視点で、結果後でも結構読める。解説に終始してて著者の主張が弱めか。この類で強すぎだと陰謀論になるのでまぁヨシ。▼66p,オバマと家族ぐるみの付き合いをする親日家ぁ?誰よ?▼230p,著者とコネある米の日本ウォッチャー達「これまでどおり憲法の運用を変えるだけの方が、我々が望む日本として動きやすいのでは」著者の立ち位置が分かる。2021/02/11
ペンポン
2
米国の永住権を取り共和党側の連邦議会予算委員会に公務員として勤務してきただけのことはある。共和党、民主党どちらにも詳しく知古の政策担当者が多く、同僚として意見を聞いている。当然共和党により詳しいが、かと言ってトランプ様様でもない。後半だけでも読むに値する。残念なのは、執筆時期が、大統領選挙前であったこと。バイデン政権になった場合の予想も述べられているが、対策を読みたかった。ウクライナ問題が起きる前なので、帰国後衆議院議員にもなっていたとの事であるが、もっと彼女の知見を国政に活かせなかったのかと思う。2023/04/24
numainu
1
評価D2025/03/05
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