内容説明
新聞記者として30年以上働く著者が
自身の娘や女性たちに贈る、人生のアドバイス!
「働くのって、こんなに大変なの?」
新聞社の記者として長いあいだ組織で働き、
さらには講演活動やテレビなどでも活躍する中で、
たくさんの女性たちから悩みを相談されてきた著者が、
ときに母としてあたたかく励まし、
ときに働く先輩として助言をしてくれる、人生エッセイ。
社会人として知っておきたいこと、
職場での人間関係の悩みから、ちょっとした振る舞い、
そして、仕事を楽しみ、幸せに生きるための考え方を
教えてくれる一冊。
「私は、娘に聞かせたことを、
今度は娘の友だちに伝えるためにこの本を書いた。
自分の母親ではなく友だちの母親、
あるいは母親の友だちの言葉だと思って、聞いてもらえたらうれしい。
人生で山ほど壁にぶつかってきた先輩の話だと思って……」
――本書「はじめに」より
【韓国でロングセラー! 若い女性を中心に大反響!】
・「社会人5年目だが、これまで悩んできた問題について解決策を多く見出せた。この本に出合えてよかった」
・「新人もキャリアの長い人も励まされる内容で、これまで読んだたくさんの本の中でももっとも共感する部分が多かった」
・「もし子どもがいたら必ず読ませたい本。職場だけでなく世の中を生きる上でも励まされ、役に立つ。この本を買ってよかった」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
marumo
15
近頃の韓国文学のイメージで読み始めたので、ちょっと面食らった。職場でコーヒーを淹れる役目の意義や、飲みニュケーションの効用などに、どちらかといえば肯定的。橋田壽賀子センセイあたりが言いそうな…。女性が職場の暗黙のルールを知らずに、言葉を額面通りに受け取って無駄な方向に頑張って自爆することについても「ルールを知らずにサッカーをやるようなモノ」として手厳しい。現実に則した有益な助言と取るか、前時代的と拒絶するかはそれぞれ。即効性のあるアドバイスがいくつかあったので、それは取り入れたい。2021/01/24
かめぴ
15
韓国でも日本でも悩んでる事は同じ。こういうのを素直にやるかは自分次第だが、未だ男性社会、会社内でもしかり…分かってやる分にはやって損はない。娘にこの言いたい気持ち、わかるなぁ。2020/10/24
葵
12
結局、男社会に順応して耐えろってお話かね。イマイチ腑に落ちず。そもそも「女性は〜」っていう決めつけが過ぎる。職場で泣く女性に上司は怒らなくなるが重要な仕事も任せなくなるって書いてあるけど、そもそも堂々と泣く女子社員そんなにいないでしょ。他にも、お茶汲みとか飲みニケーションの件も実際そういう人が可愛がられても、今の時代それをここでは書かないで欲しいかな。この著者自身がジェンダーバイアスかかりすぎかと。働く女性でなく新社会人に向けた本なら、もっと素直に受け止められるメッセージが沢山詰まっていると思いました。2022/11/07
藤
11
表紙のイラストから違和感はありつつも一応読んでみたら全体的に古くて辟易してしまった…。中盤からは流し読み。15年前くらいなら違ったかな。おじさん社会で『しなやかに』生きたい人には響くのかもしれない。 パワーを持つ側の女性であろう筆者の視界に映ってないものの方が今は知りたいし、どうせやるなら娘世代との往復書簡形式の方が発見もあったかも。まぁこういう事を後輩部下の世代には言わないでおこうという意味では参考になったかな…。2020/10/22
ヘジン
7
特に前半は、企業で生き抜いてきた女性からの現実的なアドバイスなのだろうけど、母親からこう言われたら娘は反発するかも。著者の言うように、友達の母親、あるいは母親の友達(あるいは異国のアジュンマ)の言葉だと思って聞いて、納得できるところは取り入れるくらいのスタンスで読むのがいいと思う。2020/11/02