内容説明
総理大臣が入院している大病院の看護師・佐伯明日香が自宅近くで死体となって発見された。
恋人の男性も死亡が確認され、自殺か心中とみられたが、十津川警部は、病院の不審な動きと二人の死は関係があると捜査を始める。
佐伯の曾祖父が戦時中の東條英機首相暗殺計画に加わっていたという証言に事件の糸口が…?
十津川が歴史と事件の扉を開ける!
第一章 それは静かに始まった
第二章 幻の東條首相暗殺計画(昭和十九年)
第三章 現代の首相暗殺計画
第四章 沈黙のサムライたち
第五章 野崎英太郎の手記(続き)
第六章 危険の確率(千人の会員による最後の審判)
第七章 第二の首相暗殺計画
第八章 十津川の責任(沈黙の戦場)
解説 山前 譲
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H
4
遅れ馳せながら西村京太郎への追悼として。こういう作品も書いていたとは知らなかった。2023/02/28
ブラック ミッフィー の チョコちゃん
3
西村京太郎、初読み。 おお!なんか火曜サスペンスみたいな感じの始まりだあ〜と思いなが読み進めた。 自分にはちょっと肌が合わない気がした。 西村京太郎の鉄道物とかもこんな感じなのかなあ?もしそうだとしたら、これから先、あまり読む機会は訪れないかもしれんなあ。(笑)2021/09/12
嵐ファン
2
星3.12021/12/14
Daisuk
1
戦争時の首相と現代の首相では状況が違うが、戦争も辞さないという考えに断固反対というメッセージを感じた。高齢化社会でインフレを抑える事を重視すると昨今の円安は狙い通りか。軍国化もインフレ可能性があるから避けるべき。潰れない社会というのは一見魅力ないけど、江戸時代同様、後で見るといい時代なのかもしれない。2022/09/19
あきさん
0
「必ずこの責任を取れ。信じている」ずいぶん重いバトンを渡されたものだ・・。2025/03/23