筑摩選書<br> 3・11後の社会運動 8万人のデータから分かったこと

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筑摩選書
3・11後の社会運動 8万人のデータから分かったこと

  • 著者名:樋口直人【著】/松谷満【著】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 筑摩書房(2020/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784480016980

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内容説明

ピーク時には1カ月で延べ100万人が参加した反原発デモ。国会前や各地で繰り広げられた反安保法制デモ―。1970年以降、社会運動が退潮していった日本で、3・11後に大規模デモが復活したのはなぜか。どのような人が、どのようなきっかけで参加したのか。大規模デモが発生し持続し得た理由を、約8万人のデータを用いて多角的に分析し、新たな知見を導き出す。3・11後の大規模デモと、これからの社会運動を考える上でも示唆に富む労作の誕生!

目次

はじめに
第1章 個人化時代の社会運動──目覚まし時計としての三・一一 佐藤圭一
1 原発事故と反原発運動の隆盛
2 誰が反原発になったのか
3 どれくらいの人が反原発運動に参加したのか
4 誰が新しい参加者なのか
5 個人化時代の新しい運動の担い手たち
第2章 抗議の波の到来?──誰がいつ参加したのか 樋口直人
1 反原発から反安保法制へ──抗議の波の到来?
2 デモへの参入と退出の小史──誰が参加したのか
3 なぜ参加するのか──デモと社会意識
4 デモへといざなう仕掛け──集団加入の効果
5 抗議の波の継続──まとめと今後の課題
第3章 若者はSNSの夢を見るのか?──「運動を知らない」世代の運動参加 松谷 満
1 「若者の運動」という錯誤をこえて
2 若者自身が語る参加のきっかけと動機
3 運動への参加を可能にした条件とは
4 夢のソーシャルメディア?
5 おわりに
第4章 おひとり様のデモ参加?──個人化・SNS時代における運動の参加形態 原田 峻
1 はじめに
2 おひとり様・お連れ様・団体様とは誰か
3 誰がおひとり様になりやすいのか
4 二つの運動の違いと、おひとり様のその後
5 おわりに
第5章 デモ参加をめぐるジェンダーギャップ バーバラ・ホルトス
樋口直人
1 デモ参加とジェンダー──問題の所在
2 女性は保守的なのか
3 女性は運動嫌いなのか
4 女性は参加するヒマがないのか
5 もっとも重要な要因は何か──運動から排除されてきた女性
6 デモ参加をめぐる二つの世界──結語に代えて
第6章 動員の限界──何が運動の広がりを阻むのか 佐藤圭一
永吉希久子
1 「変換効率」の悪さ?──意識と行動のギャップへの着目
2 なぜ参加しないのか──四つの仮説
3 反原発運動への参加障壁
4 反安保法制運動への参加障壁
5 おわりに──「動員の限界」は何を示唆するのか
第7章 三・一一後の社会運動は参加者をどう変えたか 大畑裕嗣
1 はじめに
2 デモ参加によって人々はけっこう変わる
3 デモ参加経験、デモでの役割による変化
4 保守─リベラルの相違
5 おわりに
補遺 調査と分析で用いる変数について
あとがき

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