内容説明
十六歳の夏、充実していた董子の人生は一変する。父親の浮気が発覚したのだ。両親は離婚し、董子は田舎へ引っ越した。自分の存在など忘れ、夏休みに遊ぶ予定を立ててはしゃいでいる前の学校の友達に、董子はどうしようもないさみしさと苛立ちを覚えてしまう。怒りのままに外へ出て、木を足蹴にして八つ当たりをしていると、どういう理由からか魔女を自称する金髪碧眼の少年に遭遇するが…。
目次
序章 わかれ道
第一章 見知らぬ幼なじみ
第二章 夏の学校
第三章 運命の赤
第四章 魔女たちの饗宴
終章 嘘つきな魔女と素直になれないわたしの物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寂しがり屋の狼さん
47
「僕のことを、君は知っているはずだけど」十六歳の夏。勉強も運動もできて友達も多く、充実していた董子の人生は一変する。父親の浮気が発覚したのだ。相手は董子が憧れていた叔母『七江子』。両親は離婚し、母親の地元、ご近所のほとんどが親類縁者の田舎へ引っ越した董子は、前の学校の友達が夏休みの予定ではしゃぐ様に孤独を覚える。そんな時、どういうわけか魔女を自称する金髪碧眼の少年と出会い…(◕ᴗ◕✿)2024/06/04
よっち
36
父親の浮気発覚による突然の両親の離婚。充実していた人生から一変した董子が、母親の地元である田舎で魔女を自称する金髪碧眼の少年・ハルと出会う青春小説。ご近所のほとんどが親類縁者で、携帯電話の電波もろくに入らない田舎への引っ越し。そこで出会った少年・ハルと解き明かす盗まれた卵、なくなったクッキー、赤い服の幽霊の謎。謎めいたハルとトーコが忘れてしまっていた八年前の真相。密かに村に危機が迫っていて、けれどそんな窮地を力を合わせて乗り越えて、二人で未来を切り開いてゆく姿がどこか微笑ましい、ひと夏の素敵な物語でした。2020/09/17
よっしー
25
鍵屋と和菓子屋さんの作品を書いてる方だと思い、手に取りました。その2作品は面白く読ませていただいたのですが、今回の作品はあまり合わなかったです。ちらほら出てくる「魔女」という言葉が余計に話をややこしくしている印象でした。2023/01/29
おれんじぺこ♪(16年生)
16
鍵屋の隣の和菓子屋(タイトルは曖昧です🙏) の人だ、と思って借りてきたけど、なんだか設定もキャラも入り込めず…。ファンタジーなのか?な。村の人たちのキャラはよかったのだけどなぁ…2025/07/09
あずとも
10
ご近所の殆どが親類縁者であり、携帯電話の電波もろくに入らない田舎で起こる謎じかけの真夏の物語。幾度も窮地に陥る2人が力を合わせて乗り越えていく姿に青春だなと微笑ましい気持ちになる。2020/09/21
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