集英社コバルト文庫<br> レディ・スカーレット 令嬢の危険な恋人

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集英社コバルト文庫
レディ・スカーレット 令嬢の危険な恋人

  • ISBN:9784086015639

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内容説明

美しい水の都・ウェルベナを統治する父親を持ち、何不自由なく育ったアルディア。だが17歳のある日、父が急死。その上、父が生前に犯した政府への裏切りが発覚したことから、彼女の運命は一転する。総督令嬢という身分を失い、財産もすべて没収されたアルディアは、使用人として宮殿に残されることに……。密かに父の汚名を晴らそうとするアルディアだが、ある一人の青年が手を差し伸べてきて……!?

目次

プロローグ
1 ウェルベナの婚礼
2 総督宮の嵐
3 月光の街、救いの手
4 水辺の隠れ家
5 いつわりの夫婦
6 最後の一人
7 ひらかれた扉
エピローグ
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋製 

21
少女向け。帝国内で自治を許されている水の都ウェルベナの総督を父に持つアルディア。年に一度の大事な祭典で父親が急死してしまう。直後に父親が罪を犯していたとされ、彼女は身分を失い財産を没収されてしまう。新しい総督の使用人として宮殿に残る事になった彼女は、父親の無実を信じ汚名を晴らそうと奮闘していく。2013/06/06

サラ

12
前半は少公女ヴェネツィアバージョンといった印象。総督令嬢だったアルディアが父の急死と不正発覚によって転落していく様は読んでて胸が痛い。でもサルヴァの気持ちもよーく分かる。たとえ嫉妬したり嫌なところが目につくとしても、嫌いになりきれない女友達っているいる!心の傷に耐えて前を向こうとするアルディアと、飄々としてるけど彼女を大切に想ってるのが言動の端々から伝わってくるクロムのやりとりが適度な甘さで良い。何より物語の舞台である水の都ウェルベナの細やかな描写が◎。いつの間にか頭の中でアコーディオンが流れてた。2012/12/21

さら

9
主人公が礼儀をわきまえた常識人で好感が持てました。根をしっかり持っている点がお話をよりいいものにしています。お話的に続きは難しいかもしれないけれど、世界観が凝っているのでこれだけで終わらすのはもったいない。シリーズになれば読みたいです。久々の良作でした。2012/01/30

judy

9
おもしろかった♪ヴェネツィアの異国情緒あふれる雰囲気がステキで、聖堂、絵画を廻りながらの謎解き、再会ラブ、どれも好みのお話。父の汚名を晴らす為に頑張るヒロインは健気で応援したくなった。クロムが危険?…というのはピンとこなかったけど、あの美形でドキドキすることされちゃうアルディアの胸中は…確かに危険人物認定なのかもね(笑)侍女のエレオラが格好イイ!惚れちゃいそうですv何回も書き直したという作品だけあって、小道具を使った伏線の回収もお見事!とても綺麗に纏まってるけど新シリーズなんだよね。今後の展開が楽しみ☆2011/09/06

U

9
そこかしこに出るヴェネツィア用語にうきうきしました。カッレとか! ヒロインは結構肝が据わってて常識人だし、侍女はミスパーフェクトだし、皇帝は気さくでなんか苦労性っぽくて楽しいし、全体的に面白かったです。ヒーローより若干冷めがちなヒロイン良かった(笑)。2011/09/05

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