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内容説明
「私はネコが嫌いだ」が口癖のお父さんと黒ネコの、15年間の物語。
〇さく・え:よこただいすけ
1973年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後渡米し、Art Center College of Designを卒業。グラフィックデザイナーを経て、現在はイラストレーションを中心に活動中。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
86
いたずらばかりする黒ネコと「ネコは嫌いだ」という頑固親父の物語。そんな黒ネコとも、いよいよお別れの日が近づいてきたとき、頑固親父は……。ネコは嫌いだという言葉とは裏腹に、強面の頑固親父の愛が詰まっています。 素敵な絵と添えられた短いけれど思いの詰まった言葉。表紙の見上げてくる黒ネコの表情。クリクリの目。どのページの黒ネコの表示もとても愛おしい。だからこそ「私はネコが嫌いだ」だと言えるのかもしれません。好きだからこそ言える言葉。号泣しながら絵本を閉じました。2025/03/22
みつにゃん
66
短い文章なのに最後に思いっきり心を掴まれ、盛大に泣いてしまった。嫌いは好きの裏返し。猫あるある満載で愛おしい。2023/12/08
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
61
娘が子猫を拾ってきたけど、私(父)は猫が嫌いだ。仕事の邪魔はするわ、布団の大部分は占領するわ。でも、、、でも、、、題名からは想像できない結末が、、、2025/06/07
優花 🍯モグモグ
56
「私はネコが嫌いだ」と言っていたお父さん。嫌いだ。嫌いだ。と言っている割には猫への愛情がちゃんとある。最後の最後まで「ネコが嫌いだ」と強がってしまうけれど、最後のお父さんの表情で一気に涙が溢れてしまいました。2017/08/31
道楽モン
41
単純なストーリー、純朴で個性的な絵、結末は分かっているのに、分かっちゃいるのに泣かされる。これはもう多分に読み手のリテラシーに左右される。ペットや友達との別れを経験した人はストレートに、想像力の発達した方は感性が震える。私は猫を飼った経験は無いけれど、犬は何匹もお見送りしています。だから理屈じゃなく直撃だ。それにしても死が分かつ関係性を扱った絵本は多い。気がつけばその種の絵本が蔵書として増殖してゆくのが止まらない。無意識に求めているのだろうか、歳だから。2024/03/25