新潮文庫<br> 新徴組(新潮文庫)

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新潮文庫
新徴組(新潮文庫)

  • 著者名:佐藤賢一【著】
  • 価格 ¥979(本体¥890)
  • 新潮社(2020/09発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 200pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101125343

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内容説明

総司の義兄にして天然理心流の剣客沖田林太郎は、新選組勢と袂を分かち、新徴組創設に加わる。その上役たる酒井玄蕃(げんば)はフランス式兵法をも修めた英才だった。そして戊辰戦争が勃発。庄内藩中老の玄蕃が指揮し林太郎らが支えた歩兵隊のスナイドル銃は、勢いづく官軍を食い止め歯軋りさせた。だが時代は彼らの不敗神話さえ呑み込んでゆく。著者が父祖の地を舞台に描く二人の漢(おとこ)の物語。(解説・池上冬樹)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポチ

68
薩摩藩を相手に負けなかった庄内藩。その中の新徴組の沖田総司の義兄の沖田林太郎を中心にした話。新徴組と庄内藩の酒井玄蕃の活躍を力強く清々しく描いている。庄内藩と新徴組の事をもっと知りたくなりました。2018/01/13

i-miya

51
2013.07.16(つづき)佐藤賢一著。2013.07.14 総司の姉、ミツと夫婦になるかで林太郎は井上だった。 奥州白河藩の足軽小頭という沖田の家に婿入り。 先代勝次郎の隠居入りを受けて、江戸屋敷へ奉公したこともあったらしい。 そもそもは武蔵国多摩郡日野の生まれ。 武州は博徒や無宿人の多い物騒な町、自衛の意識が強い。 剣をならう。 試衛館道場の師範たち。 てなぐあいの古株林太郎だ。 はじめからうさんくさいはなしだと思っていたぜ、俺は、と林太郎。 2013/07/16

如水

49
まず始めに、新徴組て知ってます?知らない人の方が多いかも知れません。幕末京都の『市中取締』をしてたのは新選組、江戸の市中取締をしてたのが『新徵組』。清河八郎が浪士組を結成した所から物語はスタート=新選組有名人がゴロゴロ出て来ます。そして主人公は沖田総司の義兄林太郎。新選組好きなら読むしかないっしょ〜!と思う位のキャストです(笑)。内容も最初はホノボノ〜としてますが、それは束の間の平和だと後で分かります。そして、何故余り知られて無いか?も。ただ読了後は『良くやった!』と拍手を送りたい気持ちでイッパイです?2018/03/12

i-miya

44
2013.07.29(つづき)佐藤賢一著。2013.07.28 歳も18から離れている。 独楽の回しかたも教えた。 男親の役も果たした。 あにさん、あにさん、と付いてくる。 父には早くに死なれている。 先代、勝次郎、肺病む男。 白河藩22俵2人扶持。 足軽小頭。  子は、ミツとキンの二人娘だけ。 かくして引き合わされたのが日野の農家の次男坊、井上林太郎だ。 これで一件落着。 おかげで寛げたのか、子供が出来た勝次郎。 父死に、母死んで林太郎とミツの夫婦は守り立てた(もりたてた)。  2013/07/29

i-miya

42
2013.07.10(初読)佐藤賢一著。2013.07.08 (カバー) 総司の義兄沖田林太郎、天然理心流剣客。 新選組勢と袂を分つ。 加わったのは新徴組。 その上役は、フランス式兵法を修めた英才、庄内藩中老酒井玄蕃。 -戊辰戦争、林太郎のスナイドル銃でいく歩兵隊。 勢いづく官軍、どきり、ぎくり。 著者父祖の地描く二人の物語。 (佐藤賢一) 1968、鶴岡生まれ。 東北大学大学院修了、フランス中世史。 近年日本舞台の歴史小説も。 2013/07/10

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