京都府警あやかし課の事件簿4 - 伏見のお山と狐火の幻影

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京都府警あやかし課の事件簿4 - 伏見のお山と狐火の幻影

  • 著者名:天花寺さやか
  • 価格 ¥750(本体¥682)
  • PHP研究所(2020/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569900223

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内容説明

冬の京都で絡み合う切ない三つの恋心……第七回京都本大賞受賞の大人気シリーズ、仕事も恋も新展開の第四弾! 京都府警「あやかし課」に配属されて初めて迎える冬。滋賀の日吉大社への出張など、より仕事に励む古賀大だったが、想いを寄せる先輩・坂本塔太郎が何かに悩んでいることに気づく。ところが、悪戯好きな熱狐たちを補導するため向かった伏見で、あるすれ違いをきっかけに、塔太郎に距離をおかれるようになってしまい……? そんな折、同期の総代和樹との関係にも変化が!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

153
シリーズ第4弾。古賀大(こがまさる)…4巻目にしてようやく違和感なくすっと入れた。大もあやかし課の仕事に慣れ、たくましさを感じたところに綴られる恋模様。お互いを思いやるが故の大と塔太郎のすれ違い。そこに割って入るまさかの総代君。この人がまた良い人なだけに難しい…。大とまさるの成長とともにこの三角関係の行方も気になりますね。事件や日常にも京都、滋賀の風情が感じられて旅行に行けない今、脳内トリップを楽しむことができました。次巻も楽しみです。2020/12/15

坂城 弥生

51
塔太郎の実父が嫌~な存在感を醸し出してきました。渡会とも関係あるようで…どうか平穏に、と思ってしまいます! 今回、まさるの視点からのお話もあって、新鮮でした。あと、かりんと饅頭ってあっちこっちにあるんですね…どこが発祥なんだろう?2021/02/16

よっち

32
京都府警「あやかし課」に配属されて初めて迎える冬。より仕事に励む古賀大が、想いを寄せる先輩・坂本塔太郎が何かに悩んでいることに気づく第四弾。滋賀の日吉大社への出張、悪戯好きの熱狐たちを補導するため向かった伏見でのすれ違い、そこから少しずつ距離を置くようになってゆく塔太郎。何でそうなっちゃったのかな…と二人の苦悩がどうにももどかしくて、大の昔の先輩を巡る様々な苦悩も切なかったですけれど、あれだけ濃い展開を乗り越えたのに結末は…と少し脱力してしまいました(苦笑)いつか塔太郎が乗り越えた時を楽しみにしています。2020/09/09

らび

31
恋愛要素もいいけど今回は全面に押し出されていてあやかし課の戦闘モードがほとんどなく、塔太郎の父が今後色濃く絡んできそうなので伏線を張ったのでしょうか。大(まさる)が傷つき寝てしまった間、男の子のまさるが恋に落ちるとか中々に複雑でしたが、ちゃんと1人の存在として認知されているしバトンタッチも上手くいくようだし、これでまさるが言葉を発することが出来るようになるといいですね。2020/10/05

よっしー

18
今回も面白かったです。裏で動いていた塔太郎の悩みも共有できたのは進展ですが…本当に大切な所は秘めたまま。でも、全てに決着がついてからの決意は前向きなような、やや後ろ向きなような…。ハッピーエンドに向かうことを願っています。途中、擦れ違いから二人のやり取りがぎこちなかったので…普段のやり取りに戻って安心しました。まさるから戻れない事件、不安ももちろんありましたが、まさる自身の思考も分かり、結果的には雨降って地固まる感じですね。2022/08/26

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