講談社文庫<br> 大江戸仙花暦

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講談社文庫
大江戸仙花暦

  • 著者名:石川英輔【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥398(本体¥362)
  • 講談社(2020/09発売)
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  • ISBN:9784062736145

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内容説明

美人芸者と中年男の時空を超えた夏の恋――男には、現在と160年前の過去の世界との間を自由に往復できる、不思議な能力があった……。中年の科学評論家・速見洋介がこの特殊な能力を使い、時空を飛び超え、文政期の江戸に舞い下りた。迎えるは、美人芸者・いな吉。手習い見学に火事見物……、二人は江戸を満喫する。好評の「大江戸シリーズ」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

15
科学評論家の主人公が、文政年間の江戸時代にタイムスリップしてしまい現代人の目線で江戸時代の再評価を描いた大江戸シリーズ7部作の第6弾。今回は、主人公の江戸での生活を江戸期に発行された様々な書画を挿絵として掲載する事で、よりリアルに江戸風物を堪能できる仕掛けがある。物語は、当時世界一の識字率を誇った江戸期の子供達の教育事情や当時有数の大都会でありながら世界一の治安を誇った江戸期の自治組織。そして、いなせな江戸火消しの実情等、世界に誇れる江戸期の社会構造、文化が展開されている。次作が楽しみです。2016/07/30

おかめっち

4
シリーズ6作目。 江戸時代の学校。火消し。雨の日の散歩。2024/03/27

山内正

2
いな吉に座敷が掛かりお前に合わせたい人が居ると医者武士商人学者でない男が居る優しい眼をして笑う 仙境から来たと思わず横に座り酌をした 夏迄二人は暮らし秋に目の前で消えた。また来るといい 再びいな吉の家に居たら涼哲が 団十郎が脚気で薬をくれと、 翌日団十郎の招きで菖蒲を眺め湿地で朱鷺が餌を探す姿に見とれる 又二十六夜待ちの招待を受け 高輪から東空に受け月の名の月が昇るいな吉が唄い酒を飲む、 仄暗い灯りの中でいな吉が微笑む。2019/01/30

kagetrasama-aoi(葵・橘)

2
「大江戸シリーズ」の第六作目。後書にありますが、第一作から二十年の月日が過ぎているとのこと、現代の二十年は物凄い変化があります、速見が現代で生きる時間は勿論二十年も経ってはいません、唯、流子の言葉遣いが凄く昭和を感じさせますが(≧▽≦)。そして江戸のいな吉が生きる時代がゆっくり流れているのが感じられるお話でした。江戸時代の絵を挿絵にしているのも楽しい趣向でした。最後に、江戸の町の周辺に丹頂鶴や朱鷺が飛んでいたとの描写。子供と観たドラえもんの映画「日本誕生」の朱鷺が群れ飛ぶシーンを思い出しました。2018/01/07

atsut101

1
今回は流子はあまり出てこないけど、いな吉メインで落ち着いた感じで面白かった。江戸時代の挿絵も良かった。ただ、説明の字が小さくて苦労した。面白かった。2023/11/20

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