講談社文庫<br> ハチミツドロップス

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講談社文庫
ハチミツドロップス

  • 著者名:草野たき【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062760935

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内容説明

かけがえのない居場所。そこが突然なくなるなんて……。YA(ヤングアダルト)の新たな旗手・草野たきが描く傑作長編! ――お気楽なソフトボール部のキャプテン、カズ。クールな高橋。坂本竜馬フリークの真樹。ちょっとエッチな田辺さんに、運動神経ゼロの矢部さん。愉快な仲間たちとの部活のかたわら、直斗との恋も絶好調。だけど、ハチミツのように甘かった中学生ライフが一変。真面目な1年生が入部して、立場がなくなってしまう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめか*

62
再読。自分らしさとは何だろう。前回読んだ時は主人公と同じ中学生だった。あの時期は私も自分を演じていたことがあった。周りに合わせて楽しくもないのにわざとはしゃいだり、グループの子たちの話に乗ったり…そのせいで逆にその友達と悪い関係になってしまったりした。それは何より自分自身を苦しめ、周りも演じていることに気づき嫌な気分にさせていた。今読むとだいぶ未熟に思う。今の私は演じることなくわりとありのままでいられていると思う。気づいてるチカちゃんが愛おしかった。カズも成長して、演じないありのままのカズになってほしい。2015/06/30

ねむねむあくび♪

57
読友さんの古書店でゲットした本。お初の作家さん♪中学生が主役の作品は、これまでも時々読んでいたけど。この作品の目線や感覚がとても読みやすい。強がったり、キャラを演じていたり、そうやって自分を支えて踏ん張って生きているあまのじゃくな女子達が、とても好き(* ̄∇ ̄*)。大人ぶって懐かしがったり出来ないー!!(笑)今、踏ん張っているアタシたちの原型がここにある。YA作品で出版されていたようだが、むしろ大人にこそオススメ♪2014/12/02

とりあえず…

31
なんだか自分の中高生の頃を、すっごく思い出しました。なりたい自分というのがあって、そのなりたい自分を目指しているうちに本当の自分が出せなくなってしまたり、とかね。無理して無理して、それがもうしんどくて。なんだか可愛いですよね。でも、今もそんなトコ残ってます。あるがままでいるには、もう少々修行が必要みたいです。もうちょっと、この続きを読みたかったです。2015/01/12

はむちゃん

19
学校の友達のおすすめ本! 主人公が中学生だから、同じ目線で読みやすかった。これくらいの年齢はやっぱりみんなキャラを作っている人が多いのかな。私も友達に合わせたりしているけれど…。演じているキャラの自分じゃなく、本当の自分でも仲良くしてくれる友達がいるって幸せなことだなと思った。私はそんな友達がいて良かった!2018/06/23

星落秋風五丈原

19
なんとも甘い名前のタイトルは、とある中学のソフトボール部の別名。「試合に出て勝ちたい」だの「ソフトボールの腕を磨きたい」なんて目標を持たず、「ただお気楽にやってられればいいな~」と思ってる女の子達の集まり。その筆頭が、キャプテンに選ばれたカズこと水上果豆子(かずこ)。BFもいるし、出張中の父と母と妹と平凡に暮らしている。このまま3年生になって、何となく引退という道筋が出来ていたのに、熱心な妹チカがソフトボール部に入部してきたことから、平凡な暮らしが崩れ始める。おや、どこかで読んだようなストーリー。2008/08/06

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