内容説明
アリのように働いても、老後を公的年金だけで過ごすことは絶対不可能。物価上昇・賃金下落・人口減少……複合的な要素が絡む「年金制度」の未来とは。さらに、コロナ禍でますます悪化する日本財政の末路を豊富なデータをもとに徹底検証。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まゆまゆ
13
年金制度に加えて財政論を解説していき、いかにこれまでの日本の社会保障制度が低負担·中福祉であったことを紹介していく内容。結局負担増は嫌だけど給付を減らされたくない、という考えによって制度改正が行われないまま50年以上が経過し、当時将来に回されて先送りされたツケを今払わされている途中である。金利上昇によって国家財政に加えて各種社会保障制度が一旦持続不可能になってしまうリスクは今後も無くならない……2020/11/16
takao
3
株式市場は年金、日銀が投資して維持されている。低賃金・長時間労働が問題。☆でも、解決策は?欧米のような強い職能組合だと、若者の就業率が低くなるのでは?2022/09/04
脳疣沼
1
予想よりもまとも。政府や経営者が悪いとのことだが、負担を嫌がる大多数の国民こそが悪いと言った方がよく、それゆえに仮にMMT信奉者が間違っているとしたら、日本は終わりである。2022/08/29
二人娘の父
1
ウルトラネガティブ弁護士4部作読了。業務上、まとめたものを作成する予定だが、感想の範囲で言えることだけ。①ネガティブな思想はけっこうだが、混乱していることに気づくべき。「日本の財政再建など絶対に無理」と思うなら、消費税増税(とは明言していないが)を煽るような提言は矛盾ではないか。絶望しているなら、偉そうに本など出さず、山でもこもってればいい。②ブラック企業被害対策弁護団の一員であるならば、その最大の敵である経団連こそが、消費税増税推進の元凶であることについて、すこしは考えが及ばないのか。支離滅裂だ。2020/12/04
Akio Kudo
1
★★★★★ 財政のことがわかる本。なぜ紙幣はいくらでも発行しては行けないのかそれをわかりやすく解説している2020/11/15