内容説明
生物にとってエピジェネティクスはなぜ必要なのか，その本質を丁寧に解説した入門テキスト．分子メカニズムから関連する生命現象や疾患までを収載し，基本原理と分子・現象をつなぎ合わせて理解できる一冊．
目次
はじめに
第Ⅰ部 導入編（エピジェネティクス入門）
１章 エピジェネティクスとは？
２章 エピジェネティクスはゲノムの高度活用戦略である
第Ⅱ部 基礎編（エピジェネティクスの分子基盤）
１章 クロマチンとエピジェネティクス
２章 DNAのメチル化
３章 ヒストンのエピジェネティック修飾
４章 クロマチンの構造にかかわるその他の因子
５章 エピジェネティック制御ネットワーク
６章 エピゲノム解析
第Ⅲ部 展開編（エピジェネティクスのかかわる現象）
１章 発生・分化とエピジェネティクス
２章 ゲノムインプリンティング
３章 X染色体の不活性化
４章 トランスポゾンの抑制
５章 多様性と老化と環境の影響
６章 エピジェネティックな変化は子孫へ伝わるか
第Ⅳ部 応用編（ヒト疾患とのかかわり）
１章 がん
２章 エピジェネティクス機構の先天異常
３章 ゲノムインプリンティング関連疾患
４章 DOHaD（Developmental Origins of Health and Disease）仮説
５章 精神・神経系疾患
６章 自己免疫疾患とアレルギー
７章 再生医療とエピゲノム
８章 エピジェネティクス研究のこれから
文献一覧
索引
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