内容説明
舞台は奈良時代。両親を失い、話すことのできなくなった音琴姫王(おとのことのおおきみ)が、天皇
を籠絡しようとする勢力と闘う、新しいお伽噺。
目の前で父を殺され、記憶を失った、音琴。
日に日に怪しくなる内裏の動き。
白い花の咲く丘で出会った男性が、音琴の世界を変えていく。
天竺(インド)から来た高僧ヴァジュラらと力を合わせて、
父が命を賭けて守ろうとした滅びの剣を取り戻す。
新たなお伽噺が、幕を開ける――!
対象年齢:小学校高学年~中学生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nyah
46
奈良時代。目の前で父を殺され、記憶と話し言葉を失った音琴姫王。采女として皇后を介護していた。そして后の快気祝いの席で雄冬王が妻どいし、音琴は雄冬王の妻となる。/ 皇家の御家騒動。同時に「ルタ』という破壊の剣の行方を捜索。ヴァジュラと羽鳥。/感想が眠くて書けない。気づくと知らぬ間に消してしまっている。2021/09/28
マツユキ
13
表紙に興味を持ち、読みました。両親を亡くし、口がきけない音琴の歌う歌に言霊が宿ると言われていた。音琴は、后の治療に訪れる幻恍法師に不審を抱くが…。馴染みのない奈良時代、日本だけじゃなく、外国の空気も味わえて楽しかったです。ファンタジー要素は思ったよりさらりとしていましたが、少女の恋、勇気と、少女向け読み物の王道と感じました。ヴァジュラにはまた会いたいな。2022/01/23
ときわ
9
美しい表紙!たまたま図書館児童書の棚で見つけて借りた。ファンタジーだと思ったらファンタジー要素はあるけど奈良時代の話でした。いきなり天平二年とはっきり書かれているのでじゃあこの天皇は聖武天皇だ。緋皇女は後のって、つい調べてしまった。調子に乗ってヴァジュラも調べたらちゃんと説明されてるところに行き着いてなんか嬉しかった。お話はまあ想像通りに進んで気持ちよく終わった。上質な児童書だと思う。2025/07/04
シュウ
6
話はまだまだ広げていけそう。気になることがいくつもある。2021/03/15
がらくたどん
6
最近の小学校高学年用児童書には日常の社会問題や親子関係に焦点を当てたものが少なくない中で冒険ファンタジーを探していて。『夜露姫』の著者による王朝ファンタジー。主人公は貴族に連なるとはいえ父の殺害現場を目撃したショックで言葉を失い(詩歌しか声にできない!)采女となった少女の愛と勇気と成長の物語。皇位継承に絡む陰謀・妖しい呪詛・ロマンス・果てはタイムワープと魔法戦まで登場し盛りだくさん。「ヴァジュラ」が何者かは小学生だと少々推測しにくいかもとは思うが、不思議な力を支えに父の死の真相に迫る少女の冒険は楽しい。2021/01/28




