無駄花

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無駄花

  • 著者名:中真大【著】
  • 価格 ¥1,562(本体¥1,420)
  • 講談社(2020/09発売)
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  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065203309

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内容説明

ある日、死刑囚・中村は、出版社の社員から、これまでの半生について手記を書くよう手紙で促される。そこで中村は自身の半生と、因縁の男・島田との関係を綴り始めることになった。困窮した家庭に育った中村と、地元でも有数の実業家一族の島田の二人は、一度は中学で同じ不良グループに属していたが、島田の度重なる裏切りに業を煮やした中村が殴り合いの喧嘩の末、島田と縁を切ることに。
 その後、上京して会社員となり、結婚して幸福な生活を送っていた中村は、父の重篤の報を受け、看病のため久しぶりに帰郷する。そこに一族の経営会社を引き継いだ島田が現れ、二人は十数年越しに再会を果たす。直後に襲った株価暴落もあり、過去の蟠りを払拭して彼の会社に入社することを決意した中村だったが、そこにはなんと犯罪や不貞が横行する世界が待ち受けていたのだった。島田に妻を寝取られ、またしても裏切りにあった中村は、遂に怒りを爆発させ凶行へとひた走る。

29歳、戦慄のデビュー。第14回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

66
中真大さん、初読み。死刑囚の手記と言う形の小説。文章が読みにくく今一つ集中出来ないままの読了。デビュー作とのこと、二作目以降に期待。2021/07/09

いたろう

65
死刑囚が、独房の中で書いた手記の形式を取る小説。彼はどのような罪を犯したのか、何故、犯行に及んだのか。そこに至るまでに、一体何があったのか。主人公が殺めた相手との小学校にまで遡る関係とは? 今日にも死刑が執行されるかもしれないという異様な緊張感の中で、気を紛らわせ、発狂防止のためと書きなぐられる手記。多少荒い文体が、かえって本物の手記のような現実感を醸し出す。ただ、いよいよこれからが最終場面というところで、早足で終わってしまうのが、少々残念。まだ20代の新人のデビュー作ということで、これからに大いに期待。2020/10/30

海の仙人

22
小説現代長編新人賞奨励とのことで手に取る。関西弁のセリフも人物の行動も人間の真の声のように現実感があり、引き込まれた。自分の「生まれつきの不運」と罪のループに如何にして抗えばいいのか。「どのような力が働けば、彼の犯行を未然に防ぐことができたのだろうか」2020/11/09

きー

11
第14回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。序盤から驚きが止まりませんでした。どことなく新しい形。死刑囚の手記がベースとなって進んでいく物語はこれまでになかったのでは?そしてこういった作品が最終に残り、受賞作に選ばれる。新規性としては抜群ですね。なかなか書けない世界観。中村死刑囚の悔しさや怒りがダイレクトに伝わってきました。そして洋子…。何だろう、島田もそうだが女運がとてつもなく悪かったのかな。島田の所業がすべて意図的だったとしたら、人を殺すこと”だけ”が悪という考え方(法律的に)でいいの?と思っちゃうよね。2022/06/03

チェアー

7
文章は粗いし、読んでいるうちに永山則夫を想起してしまうストーリーは未熟で雑とも言える。描きどころを簡略にして(わざとか)いて、そこは物足りなく思うし。 だが、それを上回る熱がある。熱い。 おそらく作者の持つありったけの熱を、この一作に込めたのだろう。今しか書けない。今だから書くのだ、と。 熱を楽しむ作品。 2020/11/17

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