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内容説明
18世紀の壊血病対策から、セサミ・ストリート誕生秘話、最新のノーベル経済学賞につながる業績まで、RCTの歴史と今を平易に解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
14
サクッと読める。色んな例が出てきて楽しい2025/05/14
Porco
10
「普通に考えて正しい」と思うことが、確かめてみるとそうでないことが、とりわけ社会的な施策には多くあるのですね。2023/02/21
mft
2
RCT(ランダム化比較試験)の実施例とその結果の紹介が次々並ぶ。わりと政策決定の話が多い印象。最近の流行である○○大全というタイトルの一冊だけど、理論の話があるわけでなし、名前負けである2021/01/25
oshow
0
RCT(ランダム化比較実験)の事例集と言ってよい本。医療に始まり、社会福祉、教育、犯罪対策、途上国支援、企業活動、政治運動、と多岐に渡る膨大な事例とその結果を読むことができる。直感に反する例も多く、面白い/対照群(施策を行わない群)に取り返しの付かない悪影響が出ないように倫理的な視点も大事/物事の決定にエビデンスが重要、とは言うもののエビデンスの用意の仕方、というとそこまで共通認識があるわけではない気がする。RCTはエビデンスを用意する手法の中の金メダリストであると言う。もっと着目されていい話だと思った。2024/01/25
土橋俊寛
0
「エビデンスに基づく」というフレーズが流行り言葉になって久しい。政策や意思決定の効果を数量的に検証して得られた結果が「エビデンス」だが、数量的な検証と言ってもさまざまだ。本書のタイトルにもある「RCT」はランダム化比較試験の略で、良質なエビデンスを得るためにはRCTが欠かせないというのが著者の立場だ。医療の分野にルーツをもつRCTだが、これを活用できる領域は広い。医療・教育・経済についての政策や、ビジネスにおける意思決定を評価することもできる。2021/08/11