―<br> 産めないけれど育てたい。 不妊からの特別養子縁組へ

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産めないけれど育てたい。 不妊からの特別養子縁組へ

  • 著者名:池田麻里奈【著者】/池田紀行【著者】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • KADOKAWA(2020/09発売)
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  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046047816

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内容説明

10年以上もの不妊治療、2度の流産、死産。それでも育てることをあきらめなかった夫婦が、「特別養子縁組」を決意するまでの葛藤と、ドタバタだけれど幸せな子育てを、夫婦それぞれの視点から綴ったエッセイ。

2度の流産、死産後、妻の持病の子宮筋腺症が悪化し、子宮全摘の手術を受ける。その直後の病室で、「それでも、育てることはあきらめたくない。養子を迎えたい」と綴った手紙を妻が夫に渡し、夫も養子縁組を決意。研修を修了し、「待機」に入った矢先に、ある日突然、委託の赤ちゃんを迎えることとなる。

長きに渡る不妊治療を経て、養子縁組を決意するまでと、赤ちゃんを迎えてから、審判が確定し実子となり、1歳になるまでを、夫婦それぞれの視点から、ときには夫婦の行き違いや未熟だった点も含めて、素直な気持ちを綴っている。

養育期間を経て審判が認められると、戸籍上も実子として認められる「特別養子縁組」は、「新しい家族のかたち」として注目されている。本書はその貴重な実例であると同時に、夫婦が幸せを模索しながら、それでもあきらめず歩んでいく姿が静かな感動を呼ぶ。女性の自己実現とは? 家族とは? 夫婦の絆とは? さまざまな観点から考えさせられる1冊。巻末に、特別養子縁組の基礎知識を掲載。

<妻>
・妊活マラソンに終止符を打つ
・赤ちゃんがやってきた!
・お母さんと呼ばれて胸が躍る
・養子をどこまで知らせるか
・裁判のための家庭訪問
・名実ともに親子になった日
・子育てと不妊の大変さの違い
・パートナー(パパ)への願い …など

<夫>
・血のつながらない子を愛せるのかという不安と実際
・赤ちゃんと対面したとき
・パパになったと実感したとき
・初めて1人でお世話したとき
・養子を伝えたときの周囲の反応 …など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kurara

26
★3.5【21.14】2021/02/10

バニラ風味

16
作者夫婦は、妻44、夫46歳の時に、生後5日目の赤ちゃんを養子に迎えることができました。そこまでの長い長い、道のりの記録です。不妊治療を続け、やっと恵まれた子を流産。そして、密かに考えていた養子をもらうという選択をした、作者。そこに至るまでの気持ち、葛藤、悩みが書かれていて、胸が痛くなりました。作者の夫からの記録もあり、夫婦の在り方というものを考えさせられます。養子を迎えられて、本当に良かったね!と声をかけたくなりました。2020/11/03

K1

13
不妊治療を続け、実子を望んでいたが、妻の病気をきっかけに特別養子縁組で生後5日の赤ちゃんを迎え入れた一組の夫婦。生後9か月で実子として届け出るまでの経過とそれぞれの思いが書かれています。2020/10/15

おったん

8
まず、著者である池田さん夫妻には最大限の敬意を表したい。数々の苦悩と決断、そしてそれをエッセイとして世に送り出したことは間違いなく現代の社会福祉に対して大きな影響を与えることだろう。本書からは沢山の学びがあり、そして同時に、多くの人が正しく理解しておらず、それゆえに危機感を抱けていないことが無数に存在するのではないだろうかと思う。特に不妊については社会全体として理解が乏しく、一つの病であるにも関わらずあたかも女性としての欠陥であるかのように扱われてきた歴史といまだ根強く残る蔑視があるように感じる。→(続)2020/10/25

清水勇

6
10年間の不妊治療で体外受精までやっても3度の流産、その後子宮全摘手術と心身共にズタズタになってたどり着いた特別養子縁組。生後直ぐの赤ちゃんを養子として受け入れ育児に奮闘後実子になるまでの凄い体験談が実名、実写真でその時々の本音が赤裸々に描かれている。壮絶な奮闘記なのに読後感が爽やかなので著者麻里奈さんの強い覚悟を感じた。本は彼女のそれぞれの段階での悩みながらの切実な思いとその時の夫紀行氏の思いが対になって綴られている。自分自身の育児期の妻への配慮不足の反省から夫の寄り添いの大切さと彼の素晴らしさを痛感。2020/12/16

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