内容説明
2020年2月に急逝した野村克也さん。その最後のボヤキを集めて見えた、野村さんの人生観。未発表原稿も収録。
晩年は、辛いとボヤきながらも100冊もの著書に筆ペン手書きでサインをしていた。仕事などで会う人々に「家族を大切に」と言っていた。何歳になっても好きなものを食べ、お気に入りのペンでスコアをつけていた……。そんなノムさんの晩年のボヤキの数々には、良い人生の過ごし方のヒントが詰まっている。野球も人生も長丁場。成功したかどうか決まるのは最後。必ず訪れる「人生9回裏」を、あなたはどう過ごしますか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
12
巻頭の「おことわり」に「本書執筆に向けて動き出した矢先の2020年2月11日に永眠された。 生前に伺うことができた話と、これまでの著作をベースにまとめております。」と記されている。 亡くなる前の野村監督の素直な気持ちが書かれたエッセイだと思います。 最後の「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする。」という言葉は心に残った。 今のプロ野球界に多くの監督の教え子がいるし、実績を残していることが表している。 亡くなる前に、教え子たちに支えられながら楽しそうにバッターボックスに入った場面が目に浮かぶ。2022/05/29
チョビ
5
生前最後のプロジェクトのまとめ。野球とサッチー 。彼が語るのはこの2点で、内容も相変わらずの繰り返しだが、よくまとまっていると思う。2020/10/15
ぱぴー
1
この本は野村監督が亡くなられた後に編まれたとのことで、ちょっと違和感はありましたが、野村監督を偲んで読みました。2022/07/27
athnete10
1
ボヤキと愚痴の違いなんて考えたこともなかった。似ているが、大違いだ。若い頃に流さなかった汗は年をとって涙になる…これも大変身に染みる。汗水たらして働いたり、練習できるのも今のうち、年々全力を出すのがシンドくなるのは体感済みですよ。そして、20歳の老人にはなるな!残念ながらもう20歳はとっくに過ぎてしまったが、我が事と捉え、心(と体内年齢)は永遠の10代でいよう。2021/01/22
パスカル
1
ノムさん、珠玉のボヤキ。ノムさんの言葉がすっと入ってくるのって、過去の称賛や美化に留まったような言葉じゃなく、常に自分をアップデートしていってるからだと思う。「人生に引退は定年はない。いつまでも現役だ。」年齢を言い訳にせず、やりたいことにチャレンジし続ける自分でありたい。怠惰に過ごして、人生を消化試合にしたら勿体ないからさ。2020/11/25
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