内容説明
凄腕の理論物理学者とその仲間たちが、物質の新規な可能性を追う。不可能に挑む研究こそ最高に面白い。科学ノンフィクションの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naotan
15
ファインマン先生の名前に惹かれて購入し、2020年の大晦日に読み終えました。硬そうな外見に反して中身は読みやすく、世界有数のスペシャリストたちを巻き込みながら、この世にありえない物質を探し求める冒険譚! とても面白かったです。2020/12/31
月をみるもの
10
著者はもともと宇宙論研究者でサイクリック(サイケデリックではない)宇宙論の提唱者らしい。なので引退講義のタイトルは「時は準結晶の震動のように」で決まりやな。。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%AB%962025/01/13
Hiroo Shimoda
6
準結晶を巡る、まさに大冒険。時間をかけ、学問領域の壁を越え、多くの批判を超え、遂にはカムチャッカまで辿り着く。意志の強さに脱帽する。2021/12/12
パン太郎
3
理論物理学者がありえない物質を求めて、ついにはカムチャッカまで行ってしまうという映画のようなノンフィクションです。重鎮に否定されようと、ソビエト時代の面倒な人にぶつかろうと、どこまでもめげないところが立派。まさに山あり谷あり、そして‥。 2021/03/04
鴨長石
2
論理的に絶対不可能なこと=「第一の不可能」に対して経験的にほぼ100%無理=「第二の不可能」。理論物理学者の著者にとっての第二の不可能である自然の準結晶を求めてカムチャッカまで探索しに行くという冒険譚である。第二の不可能をひっくり返すにはサバイバル生活も厭わないほどのエネルギーが必要だということだ。その一方で、第二の不可能に挑みながらそれを覆すことが叶わないまま消えていった無数の科学者に思いを馳せずにはいられない。2022/03/31
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