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内容説明
ダイヤモンドの歴史とは、人々の欲望の歴史です。「ダイヤモンドは永遠の輝き」とは、ダイヤモンドのシンジゲートを牛耳るデビアスが、一九四八年に考案したキャッチコピー。このキャッチコピーにより、世の男性は、結婚指輪として、ダイヤモンドを女性に渡すようになっていったのです。人は、指にはめたダイヤモンドを見せびらかします。それは、優越の証。それが、他の人よりも良いものであれば、優越感に浸り、満足するのです。
本書は、古代ギリシャから覇者デビアスの誕生と凋落、紛争ダイヤ、合成ダイヤまで人々の欲望をめぐって成長してきたダイヤモンドビジネスの歴史をたどるユニークな世界史です。
目次
序章 人々はなぜこの炭素物質に魅了されるのか
第1章 人類とダイヤモンドの出合い――古代から中世
第2章 大航海時代とダイヤモンド
第3章 帝国主義時代へ
第4章 グローバリゼーション時代のダイヤモンド
終章 変貌するダイヤモンド取引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
乱読家 護る会支持!
7
南アフリカで次々とダイヤモンド鉱床が見つかりダイヤモンドラッシュに。デビアス社は、ダイヤモンド鉱山と流通を支配し、その経営者セシル・ローズはユダヤ人のロスチャイルド家より支援を受け、巨万の富を得る。 工業的にも、日常生活を送る面でも、なんの付加価値も産まない"天然"ダイヤモンド。 他人に見せたい見せびらかしたい、自分の富を地位を名声を他人に自慢したい。その人の持つ「卑しい」欲求だけで、需要が拡大し、高価な"だけの"商品となった。そして、その卑しい欲求がアフリカでの戦争を生み出した、不当な労働を生み出した。2021/02/13
サワークリーム
7
ダイヤモンドは欲望の輝き?「ダイヤモンドは神にしか作れない」と言うデビアスそっちのけに、人間は、宝飾用のダイヤモンドを作るようになった。私は、あのデビアスが合成ダイヤのラインを出した事が意外で。その理由を求めて本著に辿り着いた。まだまだデビアスは健在のようだ。合成ダイヤの流通で、天然ダイヤは値崩れするだろうという私の持論は、外れかもしれない。ダイヤが合成か天然かは、鑑定士でも見分けがつかない。物性は同じ。当然、光学的性質も同じ。美しさに差がないのなら、天然物を身につける意味はどこにあるのだろう? 2021/01/24
takao
3
ふむ2024/04/07
Koki Miyachi
2
人類の最も強力な欲望の対象ダイヤモンドの発見から、世界各地の産地の栄枯盛衰、デビアスによる利権独占と価格統制政策、最新のダイヤモンド事情まで。ダイヤモンドという窓を通して人類の歴史を丁寧にたどるのは実に興味深く強い印象が残った。今まであるようで無かった本だと思う。2022/03/08
Teo
2
私生活でダイヤモンドなど全く無縁なのでダイヤモンドは硬い宝石で値段が高いと言う程度の知識しか持っていなかったw 今回この本のおかげで人類がどうダイヤモンドの取引に関わって来たのか、それがやがてデビアスによって独占されて市場がコントロールされたとか、デビアスの出発点があのセシル・ローズだと言うのとか、本当に初めて知った。そうか、セシル・ローズか。2020/12/16
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