内容説明
桜の花びらが舞い散る四月。
高校に入ったばかりの小南佑は、鳶色頭の少年・堺不動と出会った。
中学時代にいじめの標的となっていた佑は、フユルギの行動力に惹かれ、いつしか親友と呼べる関係になってゆく。
そして五月―佑に訪れた悲劇。
“汚染”され、異様な姿となって死んだ母。
人間に寄生して増殖する“敵”の存在を知ったふたりは、
それに呼応するように、“敵”を消滅させる不思議な力を身につける。
戦いのなか、いつしか少年たちの心にとまどいが芽生える―。
第1回日本SF新人賞、佳作入選作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろびん
2
もやもやした読後感。2017/06/18
ゆずの
2
解明してくれない話。謎が残ったままの話。結局何がどうなってこうなってるのかがさっぱり。そういうの得意じゃないけど、私は好きな本。後半は秀明あたりから涙が止まらなかった。フユルギと佑の、痛さと葛藤と感情の揺れの1つ1つが伝わってきて。曜子さんと2人の関わり方も良かったなぁ。きっと<敵>や防衛機構など謎について詳細にあえて触れないからこそ、キャラの個性や変化により目がいくんだと思う。これからの佑がどうなるのか。どうしていくのか。解説者の言うとおり、最終的には何も失っていないと捉えられるか。それはもう読み手次第
ひさか
1
2000年9月刊。1999年の第1回日本SF新人賞佳作入選。タイトルの免疫=イミューンが表すように、敵に対する免疫機構となって戦う高校生2人と仲間の1年間のお話。設定が興味深く、楽しめた。2014/11/25
nemutage
1
最初システムに慣れて暴力の世界に入っていくのだが、その折の葛藤の描写が足りないような。その他は名作2012/09/03
よう
1
そうだなぁ・・・面白かったけど、もう少し長く、災厄との戦闘時の様子なんか濃厚に読みたかったかなぁ。ワクワクしない。設定厨なもんで、捕縛と攻撃の能力の詳細とか、敵の正体をヒントだけでも・・・それから、正義の味方メンバーに選ばれし者たちの共通項とか。2010/03/14
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