内容説明
自治体の職務の特性(全体の奉仕者など)を押さえたうえで、パワハラ対策の一つである、良好なコミュニケーションの構築に資するアンガーマネジメント(必要な時に上手に怒る(伝える)ことができるスキル)を学び、パワハラのない職場づくりに活かせる書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
26
上手なセルフコントロールでパワハラ防止 自治体職員のためのアンガーマネジメント活用法。安藤俊介先生の著書。自治体職員に代表される社会の不特定多数の人を相手にする立場にいる人たちは理不尽な仕打ちを受けたりストレスが多くて、怒りの感情を抑えられないことだってあると思う。それが結果としてパワハラ言動になってしまったりすれば、みんなにとって不幸なこと。アンガーマネジメントやセルフコントロールについてはもっと社会全体で学べる仕組みができてほしい。2019/07/01
tellme0112
7
いろいろと役に立ちそう。アンガーマネジメントは訓練である。本読んでるだけではだめ。とのこと。2019/05/13
猫柳
3
アンガーマネジメントの本は読んだことがあり、概ね内容は同じだったが、コアビリーフについては本書の方が丁寧に説明されていた。コアビリーフ=自分が信じている〜べきという思いや感情であり、怒りに密接に関係している。自分がどのようなコアビリーフを持っているのか知ることが、自己の心のクセの理解に繋がる。怒りの感情は、他者を攻撃するために発生するものではなく、自分の中の何かを守るために発生するものである。それを真に理解出来れば、怒る人間に対して共感レベルで理解が可能になり、怒りの連鎖を止めることができるかもしれない。2024/05/29
やま
2
自治体職員云々はあまり関係がないが、アンガーマネジメントという発想には触れたことがなかったので興味深く読めた。2019/04/11
てりたま
0
★2.5 怒りの感情は二次感情。一次感情を解消できれば怒りに繋がらない。自分は環境的に怒る人や怒られる経験がなかったので耐性がない。もし自分がそのような環境で育ったとしたらと想像すると心を乱されずに対処できるかもしれないと思った。アンガーマネジメントできない人への対処法が知りたかったが、できない側の対処法だったので期待した内容ではなかった。2021/04/29