ジュニア文学館<br> 消えた落とし物箱

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ジュニア文学館
消えた落とし物箱

  • 著者名:西村友里/大庭賢哉
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 学研(2020/08発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784052052033

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内容説明

クラスの落とし物箱がなくなった。しかも、先生に借りた大事な本を入れたまま!すぐに見つかると思ってたけど…。勝手に消えたり現れたり、青い目の女の子がかかれたあの落とし物箱には、なんだか不思議な力があるらしい。チームワークぜろの5人が謎を追う!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

65
児童書。中学年向き。ふたに金髪で青い目の女の子がかかれた、赤い缶の箱が「落とし物箱」として教室に置いてある。でもこの落し物箱は時々消えたり、中のものがキレイになっていたりと不思議な噂があった。授業で新聞作りをする課題がでた。責任感の強い日菜乃(ひなの)は、まとまりの無いメンバーに不安になる。学校の歴史について調べようと、何とか決定し校長先生から古い本を借りた。だけど、借りた本が「落し物箱」に入れられ、その箱ごと行方不明になる。みんなで協力して箱を探すうちに、それぞれの良いところが見えてくる▽いいはなし2022/11/05

ぶんこ

41
日菜乃のクラスには金髪の女の子の絵が描かれたクッキー缶があり「落とし物箱」として使われていました。グループごとに新聞を作ることになって、学校の歴史をテーマにした日菜乃のグループ。校長先生に大事な古い本を借りたのですが、拾った子が「落とし物箱」に入れたのですが、その「落とし物箱」が行方不明。グループで探すうちに、60年前の金髪の女の子と赤い缶との大切な思い出が判明。苦手と遠ざける気持ちの残念さと、友だちになった人の大切な思い出。これこそ新聞で発表したいことだと思う日菜乃たち。良かったです。2024/04/17

へくとぱすかる

21
西村友里作品の3冊め。読んだあとで心が温まる物語。これも「ミステリー」。不思議な落とし物箱は、いったいいつからあったのか。現象の不思議さよりも、箱をめぐっての古い記憶の物語が印象にのこる。前世紀中ごろの事情を21世紀もかなり過ぎた今の子どもに知ってもらうのは、かなり難しいが、それでも友情とは時代を越えていくものと信じたい。新設の学校ではなかなか成り立たない物語だが、祖父母もここで学んだというほどの歴史があるのなら、そんな学校には、何かひとつぐらい忘れられかけた、知られざるいい話があるといいな、と思う。2024/10/08

杏子

19
チームワーク0の5人が新聞を書くことになり、テーマを学校の歴史に決めて校長先生から、本を借りたのにその本が突然、消えてしまった!落ちていた本を赤い缶の落とし物箱に入れた子がいて、その缶ごと消えてしまったというのだ。学校の七不思議だと騒ぐ子も出て来てどうなるかと思ったが……金髪の女の子の絵が描かれた赤い缶にも、一つの忘れられない歴史があった。時を越えて甦るミステリー!? とても面白く読めた。消えてしまった缶を巡るいろんなことがすっきりとまとめられている。中学年以上にオススメ。「消えた」シリーズ2020/09/20

9
グループで学校の歴史について新聞を作ることになった4年生の日菜乃。グループで校長先生から借りた貴重な本がなくなってしまったのだが、落ちていたのを見つけたクラスメイトが落とし物箱に入れてくれたとのこと。しかし、その落とし物箱がない。落とし物箱として使っていた缶をめぐる不思議なお話。クッキーが入っていたステキな缶。そんな思い出があったら確かに捨てられない。最後まで謎は謎として残されていて、学校はこんな不思議でちょっと怖いことが起こりそう。 2022/12/16

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