P+D BOOKS<br> P+D BOOKS 硫黄島・あゝ江田島

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P+D BOOKS 硫黄島・あゝ江田島

  • 著者名:菊村到【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 特価 ¥423(本体¥385)
  • 小学館(2020/09発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093524001

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内容説明

戦争が人々の心に刻んだ傷跡を描く名短編集。

 2万人以上の日本兵が亡くなった硫黄島で辛くも生き残り、終戦後も3年以上穴居生活を続けた片桐正俊。「投降時に岩穴に隠した日記を取りに行けることになったので、そのことを記事にしてほしい」と新聞記者である〈私〉に依頼する。
 だが、片桐はせっかく再上陸できた硫黄島で、自死してしまう。その原因を探るべく奔走する〈私〉は、やがて戦争が片桐の心に刻みつけた傷の深さを知ることになる――。
 第37回芥川賞を受賞した「硫黄島」のほか、海軍兵学校に通う若者の葛藤を描き、映画化もされた青春群像「あゝ江田島」など、戦争文学の名作短編6篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みや

6
いずれも1950年代に発表された戦争小説6篇。理不尽極まりない軍隊組織からの脱走や仲間を死に追いやってしまったという囚われからの呵責といった素材が、巧みな心理描写を交えて見事に描かれる。過剰でなく抑制の効いた筆運びなのが好ましいが、すっと腑に落ちるのでかえって圧迫感を強め、戦慄させられる。軍隊は集団になった途端に信じられないことを犯すが、そこには個人的な逡巡・懊悩が無数に存在しているということを忘れてはなるまい。2022/07/30

光太郎

0
つまらん2021/05/17

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