フェデラーの一瞬

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フェデラーの一瞬

  • ISBN:9784309207919

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内容説明

ナダルとの伝説的な死闘を分析しつつ、テニスの本質を体現するフェデラーの魅力を精緻に綴った名エッセイのほか、卓越した洞察力と縦横無尽なレトリックでテニスを楽しむ傑作エッセイ集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

53
自らもアメリカ中西部のトップ・ジュニア・プレイヤーであり20世紀最後の大作家と称された著者のテニスエッセイ。5編のエッセイは自分の少年時代の話、元祖天才少女トレーシー・オースチンの自伝に関する話、1995年カナディアンオープンに出場したある選手を巡る物語、同年の全米オープンの話、そしてフェデラーの素晴らしさを語った話から構成されている。本文に加えて原注や訳注が入り混じって読みにくいながらもテニス好き、特にコナーズ・ボルグ・マッケンローの時代を体験した人なら唸るほど面白く読める。2020/10/21

如水

30
ズバリ!フェデラーの(話が)一瞬!!でした💢…色々突っ込み所満載(短編5篇でフェデラーの話は1個)な本。まず表紙。フェデラーの2018年以降(最近)の写真。で、話は2006年頃の話。ルポだと思って読み始めて見たらエッセイだった…しかも正真正銘な『散文』。話のコシを長々とした注釈でぶった切る構成、全編後に訳注で42P、訳者解説で12Pもいらんし💢で、フェデラーの話は此処迄来るとテニス雑誌の戦略やルポ読めば良いんじゃね?話の所々に出て来るこぼれ話は面白かったのに…フェデラー関係なくね?完全な『便乗商業本』2020/09/11

ピオリーヌ

8
私は知らなかったが、著者は20世紀最後の大作家と呼ばれる人。少年時代にテニスに親しんだ過去を持つ。理系文系とも巧みな比喩を用いやや難解な文だが面白い。表題にもなっている「フェデラーの一瞬」では全盛期フェデラーの魅力がこれでもかと描かれている。ほか、95WBで松岡修造に白星を献上したマイケル・ジョイスについて書かれたエッセイもある。2020/07/09

turtle

5
ラリーのシーンなど、実にリアルな描写で、目に浮かぶようです。読み応えのある注釈もすごいですが、この内容を翻訳した訳者もお見事。2020/07/02

Koki Miyachi

5
「20世紀最後の大作家」と称される筆者。少年時代はテニスプレイヤーとして活躍したことから、テニスにまつわる作品も多く、本書はテニス・エッセーを選んで翻訳したアンソロジーである。テニスが好きな人は筆者と共にテニスに向き合い楽しむことができる、そんな作品。2020/04/01

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