内容説明
2000年代に入り認知症への関心が高まりを見せる中で、認知症の本人たちが声をあげ、様々な新しい試みがなされている。
認知症社会を生きるわれわれは、ここでいったん立ち止まり、これまでなされてきた介護やケアなどの諸実践を振り返り、未来の希望をひらくために今何を考えるべきかを問わなければならない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
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【認知症の本人たちが声をあげだし、様々な新しい試みが始まった】認知症社会の未来の希望をひらくために、いったん立ち止まり、これまでなされてきた介護やケアなどの諸実践を振り返り、今、何を考えるべきかを問うた書。<認知症という特定の対象に限らず、他の領域での、病いや障害をめぐる人びとの経験やそれに基づく運動の流れ、そこで生まれてきた課題とのつながりを細やかながら示し、それらの課題を見ていく際に参照できる視点の提示も本書は目指している>と。そのため、詳細な注釈、人名・団体名・事項索引、文献が掲載されています。⇒2024/02/08
My
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ケアと介護と介護保険サービスの言葉の違いが知りたくて読んでみた。この本だと「介護」という言葉があんまり単体で使われてなくて、「介護保険サービス」と、それより広い意味での「ケア」が使われることが多い。ような気がした。確かにその分け方の方が分かりやすい。2022/03/10