内容説明
とろりとした熱気に包まれて、路地裏の屋台でボーッとする幸せ! ふと眠気に誘われた旅人は、豊饒(ほうじょう)なるアジアの地で、しばしまどろむ。楽園・バリの哀しみ、旬の国・ベトナムの元気、幻のヤシ酒をめぐる冒険、せつなさと怠惰に酔いしれたバンコク留学の日々……。変わりゆくアジアの昨日・今日・明日を描く! ひたすら歩いて見て触ったアジア。アジアの知恵と豊穣を伝えるトキメキの旅読本!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
15
アジアをダラダラと旅するエッセイ。ユルい気持ちで読める。2024/02/18
Z03
3
あっけらかんとした雰囲気の中に、変わり行くアジアの国々を見る下川氏の視点が少し寂しげなのが印象的。些かの老いと少々旅疲れた感のある文体が染みる。良作だけど少し物悲しい。2011/09/21
サッカー、旅行、そして読書
1
★★★☆☆96年に書かれた本なので参考にはならないが、その頃のアジア旅行事情がよく分かり面白い。その頃はバンコク往復5万円が格安だったそうだが、今は2万円台で余裕で行けてしまう。2019/04/21
19720624
1
いろんな旅行記を読んだけど、他と比べられないくらい深い。やっぱり本を出す人は感覚が普通とは全然違った。自分にはとてもこんな文章は書けないだろう。2013/09/25
ジスカールデスタン
0
20年前の本やからなあ もう今は変わってしまったのだろう でも今でも読める 面白い2017/05/19