体にあらわれる心の病気 - 「原因不明の身体症状」との付き合い方

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体にあらわれる心の病気 - 「原因不明の身体症状」との付き合い方

  • 著者名:磯部潮
  • 価格 ¥640(本体¥582)
  • PHP研究所(2020/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569617121

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内容説明

検査では異常が見つからない「痛み」「だるさ」「耳鳴り」など。これらの症状に悩む人々は内科、整形外科と各科をたらい回しにされたり、また、自らドクターショッピングを繰り返すことが多い。その結果、周囲の人との関係も悪化し、それによりますます症状がひどくなるという悪循環に陥りがちである。これらの病状は「身体表現性障害」として捉えることで、効果的な治療を行うことができるとして、著者はこれまで数多くの臨床に携わってきた。本書ではまず、「自律神経失調症」「心身症」など、これらの症状につけられることの多い病名を分類・評価した上で、日本ではまだ耳慣れない病名である「身体表現性障害」について解説していく。治療において目指すことは、「症状をなくすこと」ではなく、「症状に振り回されない生活を取り戻すこと」であると著者はいう。実際に苦しんでいる人の役に立つだけでなく、体と心のメカニズムを理解する上でも興味深い一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

2
身体症状を覚えたら,まずは一般の病気を疑ってみる.その態度は全く間違っていない.しかし,もしもそこで原因がつかめなかったとしたら,心理要因も疑ってみると良い.最初から拒否してしまっていると,選択肢を狭める事になり,結果的に自分のためにならないだろう.2012/11/05

ひめの

1
だるさや頭痛など体にあらわれるけれど原因が不明の病気。このような病気は器質的症状と関連されて病名が出されたり、ただ自律神経失調症などというあいまいな診断になることが多い。どちらも根本的な解決にならずドクターショッピングや民間療法で時間とお金をムダにする患者さんが多い。本書では「原因不明の心身症」とその人が診断されうる診断名を整理し、さらに経過により5分類に分けることを提示する。2001年の本で現在はより精神疾患等が重要視され、DSMも新しくなっているはず、より正しく診断し、治療できるようになっていれば幸い2024/02/12

寅ちゃん

1
まだ症状が出始めた人やこの分野に精通していない医者におすすめ。少し情報が古い気もするが、身体に出る症状とは何ぞやという入り口の本。もう長年痛みに付き添っていて、ある程度学んできた人にとっては参考にならない。2021/09/05

ぬっこ

0
医者に読んで欲しい。患者を邪険にしないで欲しい。 2020/11/05

カラ崎検査官

0
心気症や身体表現性障害の概念や捉え方の見直しとして。著者の研究の一端も紹介されている。2020/05/05

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