内容説明
いにしえより鳥は想像をかき立てる存在として、人の文化とも深いつながりをもつ生き物だった。人は鳥とどのように接してきたか。単なる身近な生物を超え、象徴的に各地の伝承やさまざまなイメージに刻み込まれた姿や遺物などから、受容の歴史や人との関わりの様相を俯瞰。日本人との関係を中心に、有史以来、連綿と続いてきた鳥との接点を独自の視点で紹介し、鳥の新たな一面を解き明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukision
27
タイトルは固いが,鳥に関するトリ(!)ビアや豆知識が詰め込まれていて,へぇ~の連続。日本でのオウム(インコ)の歴史も意外に古く,「オウム返し」は鎌倉時代初期の書物にあるそう。江戸時代には「孔雀茶屋」「花鳥茶屋」という鳥カフェが既にあったとは。全章非常に興味深かったが,最後の絶滅した鳥の章は辛かった。3メートル超えの鳥,見たかった。2020/01/08
NORI
25
古代から現代まで、鳥と人の関わり合いについての豆知識を綴った一冊。「人と鳥」ではなく、あくまで「鳥と人」。神話に登場する鳥。古代人の憧れ、畏れ。日本人と鳥。鳥の名前の成り立ち、語源。さえずりと音楽の関係。鳥と暮らす、飼う。観る。食べる。利用する。滅びた鳥たち……について、主に文化的な側面から幅広く考察した鳥エッセイ。個人的には、神話における鳥の扱いが一番興味深かった。中国の「鶯」はコウライウグイスのことであり、日本のウグイスと全く違う。漢詩に出てくる"鶯"でそこを取り違えちゃダメという話も面白い。2026/03/13
さぶろうの領土
3
鳥という生き物を、人間との関わりという観点から論じた一冊。人はいつから鳥を飼っていたのか、鳥とはどういう存在だったのか、鳥はどう利用されてきたのか、他にも名付けについてや、さえずり、紋章や家紋の中のデザインまで。多岐にわたるテーマを豊富な資料によって多角的に解説している。文章も小見出しで短く区切って書かれているのでとても読みやすい。各章ごとの参考文献が載っているので、各章を深掘りしたい時に資料を当たりやすい。さえずりの章と、名付けの章の参考文献は特に興味があるテーマなので参考文献もあたってみたいと思う。2022/12/30
セヱマ
3
神話の時代からも身近にあった鳥。恐竜時代からも数えれば人類より遥かに永く地球に生きてきたセンパイなのだ。私たち人類は、鳥センパイの鳴き声や踊りやしぐさから学び、美しさに憧れ、さらには美味しくいただいてきた。 最近になってその魅力を知り、より自然が身近な存在と思われるようになった。絶滅に追い込んでしまった種も多数。鳥は身近であるが、野生であり、自然の具現でもある。2020/03/17
takao
1
ふむ2026/05/25
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