Compass Booksシリーズ<br> リバースエンジニアリングツールGhidra実践ガイド

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Compass Booksシリーズ
リバースエンジニアリングツールGhidra実践ガイド

  • ISBN:9784839973773

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内容説明

NSA(アメリカ国家安全保障局)が開発し、オープンソースソフトウェアとして公開した「Ghidra」を用いた実践的なリバースエンジニアリング手法について解説した書籍です。Ghidraは、ディスアセンブラやデコンパイラを備え、自動化を行うためのスクリプト機能も充実しているリバースエンジニアリングツールです。また、多くのアーキテクチャや実行ファイル形式に対応しているため、マルウェア解析やファームウェア解析、脆弱性の診断などをクロスプラットフォームで実施することが可能です。
 ただし、Ghidraは高機能であるため、それらの機能を有意義に活用できるようになるには経験が必要です。そこで、本書では演習を中心に、操作方法や解析手法を効果的に学べるように構成しています。また、リバースエンジニアリング初心者は、アセンブリ言語の学習で挫折してしまいがちなので、Ghidraのデコンパイラが出力する疑似C言語をもとに解説を行い、可能な限りアセンブリ言語を読まないでリバースエンジニアリングを学べるようになっています。
 基礎編(第1章から第4章)と実践編(第5章から第9章)の2つのパートから構成されています。基礎編では、リバースエンジニアリングの基礎に始まり、Ghidraの基本的な操作方法やスクリプト機能について解説しています。実践編では、LinuxのELFファイル(x64)、WindowsのPEファイル(x86)、AndroidのAPKファイルとELFファイル(ARM)を対象としたリバースエンジニアリングの演習を通して、Ghidraを用いた実践的な解析手法を学びます。実践編は章ごとに独立しているため、興味を持った章から読み進めていただいて問題ありません。Ghidraを使った解析によって検体の正体を少しずつ明らかにしていく様子は、ミステリ小説を読んでいるかのような醍醐味があります。ぜひ、本書のサンプルファイルとスクリプトをダウンロードして、一緒に動かしながら解析してみてください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ide_an

1
Ghidraを使った様々な解析についての本。IDA Pro Freeは少し触っていたが、Ghidraについては詳しくなかったので参考になった。後半はマルウェア解析特有の話が多い(独自ローダなど)。x86だけでなくAndroid(ARM)バイナリの話もあり守備範囲が広い。ローダ周りはリンカ関連の本で予備知識をつけたほうがいいかもしれない。2020/09/12

walker

0
Android関連は読んでいない。 サンプル検体を使用して、Ghidraの使い方を学んでいくという流れになっている。このスクリプトを使うといいなど適宜Tipsが載っているのが良いのだが、これがもう少し欲しかった。概ねの内容がデコンパイラウィンドウを読み解いたらこうなった、というソースコードリーディングの形になっており、基本的動作を把握している方は、新たな発見が少ないかもしれない。実践で学ぶという構成は個人的に好みなので、応用編があったら読みたい。2023/01/09

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