―<br> 教養としてのお金とアート 誰でもわかる「新たな価値のつくり方」

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍
  • Reader


教養としてのお金とアート 誰でもわかる「新たな価値のつくり方」

  • ISBN:9784046046284

ファイル: /

内容説明

世界と比較してみても、日本人の中でアートとお金が苦手な人は多い。
けれど、時代はすでにグローバルになり、苦手を克服し、教養として身に付けておく必要がある。
それに、今やビジネスパーソンの間で話題になっている「アート思考」。
ビジネスパーソンでも絵画を学ぶことが大切であり、反対にアーテイストでもお金を勉強することが大事になってくる。
そうやってアートと会計をつないで学ぶことで、
これまで日本人に足りていなかった「正しい知識」が身につくに違いない。

本書は、『名画で学ぶ経済の世界史』『会計の世界史』の著者であり、公認会計士の田中靖浩氏が、
ビジネスパーソン代表として、東京画廊代表の山本豊津氏へ絵画を勉強しにいく。
アートと会計という一見関係のなさそうな両者が、つないで学ぶことでこんなにも共通点があった!

・アートを知るとなぜ「価値のつくり方」がわかるのか
・なぜお金を知らないで会社を経営する人が多いのか
・ビジネスパーソンにもアートの知識は必要なのか

お金とアートの専門家が語る異色の対談、ついに完成!


目次
第1章 なぜアートは日本に浸透しなかったのか
第2章 簿記という芸術的なプラットフォーム
第3章 日本で会計の礎をきずいた福沢諭吉と渋沢栄一
第4章 価格から考える「アートの問題点」
第5章 これから絶対に必要な「価値と評価」の話
第6章 「未来の資本主義」の話をしよう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はふ

19
「お金」と「アート」この2つを同時に語ることは、タブー視されることが多い。しかし、この2つは切っても切れない関係であり、アートにはお金の存在は欠かせない。 本書は、その2つの各分野のエキスパートである著者たちによる、新たな価値の生み出し方や美意識とは何かといった、お金とアートにまつわる教養を学べる対談本である。 お金とアートの歴史を外観し、私たちの未来にどのように関わっていくかを、著者たちによる柔軟な思考により、解き明かしていく。これからの時代を生きていく上で必読の一冊である。2023/09/26

チャー

18
アートの価値について画廊と会計士の著者二人が会話形式で綴った本。絵画や美術作品が生まれた背景を、製作者の経済状況や社会情景から紐解いており大変興味深い。美術品に対する価格とは歴史的に有名な品ほど高いという漠然としたイメージしかなかったが、作品に用いられた技術や作者の思想などを含んだ価値や作品が生まれた時代の要望やその理由を知りつつ吟味することでより深くその意味を知ることができる。アートを見る目を鍛えるためには、意識的に多くの作品を見て触れることが大切。実物をよく見ることで新たな発見も生まれる。2021/11/13

だてこ

12
会計と美術という、一見縁遠い存在のように感じる二つが、実はとても密接に関係しあっていることが分かって面白かった。会計も美術ももっと歴史や成り立ちを勉強していきたい。2021/03/05

9
公認会計士と画廊代表との対談。利休が世界にないものを作ろうとした、レンブラントは和紙で版画作成した、二宮金次郎は日本で初めてファンドをつくり金貸を始める、など知らないことも多く、味わいがあった。 美意識とは、自分の人生を作品として見ることができる感覚。お金では手に入らない自分の人生があるはずでそれを考えることこそが美意識。 美意識、日々鍛えたい。2021/03/06

山のトンネル

6
この対談かなり面白い。本書は、画商と公認会計士という畑違いのよう思える2人の対談形式で綴られる。対談動画を文字起こししただけの読み物であるようで、2人の知識の掛け合いによって絵画の歴史や会計の歴史を巡る物語のようでもある。また、ところどころ歴史を紐解きながら語られる内容に気づきも得られる。何度も読み返す類の本ではないかもしれないが、1回目に読んだ時の面白さは、「教養としての〇〇〜」系の本の中で群を抜いていると感じる。2023/02/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16525777
  • ご注意事項

最近チェックした商品