内容説明
もう刑法の「森」で迷わない。初学者のためのハンディな入門書。丁寧な記述と豊富な例,学習支援のツールが思考を促し着実に理解できる。必須の内容を凝縮しつつ,発展的話題も注等でカバー,読むほどに力がつく。既修者の復習にも最適な,長く役立つ1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
4
有斐閣ストゥディアにも、積極的読みやすさ(親しみを出す感じ)と消極的読みやすさ(堅いところをほぐす感じ)、それぞれを追求した本があり、本書は後者に当たる。ここで「消極的」というのは悪い意味ではなく、もともと法律書は素っ気なさと近しい客観性にも魅力があるので、その雰囲気を損ねないようにしているとも言える。本書の類書としてはたとえば井田『入門刑法学』があって、そちらの方が著者が読者と仲良くしようと語りかけてくるわけだが(それでいて内容も優れている)、タイプの違う癖のない入門書が選択肢に加わるのは良いこと。2021/02/07
ももいろ☆モンゴリラン
2
年内に読み終わった〜! 法学部の初学者にはやさしい…のかな? ド素人には横書きなのがもう…もう大変でした。刑法典は指針または上限・下限を示すに過ぎず、法の精神を知るために法曹界の方たちは判例を紐解いていく必要があるのかな、という気づき。2024/12/30
meòrachan
0
真面目な本ですが,ところどころにミステリ感あって面白いです.法学部しか習わないなんてもったいない!2020/07/18