内容説明
ここにきてから死ぬ夢が多い気がする(収録話「暗黒の夜」)
糸柳×上間 最恐タッグ!
メディアで大活躍の怪談社、待望のベスト版!書き下ろしも収録!
怪談ライブ、TV、YouTube等で大活躍!全国を渡り歩き心霊体験談を蒐集する怪談社の、初期の怪奇譚を纏めた記念すべき初のベスト版!
・6歳の娘の口癖の由来を質すと悍ましい事実が…「発覚」
・大学で逢った女の子の恐ろしく異常な趣味とは!?「猫が好き」
・異形の者たちに追いすがられる!戦前の病院の怪異譚「第五號室」
・長期入院の末に亡くなった誰からも好かれる母、弔いのために想い出の海を訪れると身の毛もよだつ衝撃の過去が判明する…「想い出」
――など多数の名作に加え書き下ろし9篇を収録。
怪談社が紡いだ恐怖の伝説は、いま始まったばかりだ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
62
実話怪談。この著者の作品は一冊目から追っており、それが出た当時は無意味な関係者の行動が挟まれていたこともあり、自分の中では微妙な評価だったけどその後腕を上げてきて今回ベストまで出たことは慶祝の至り。ただ今回のベストはどちらかというと怖いより上手いが優先されているような趣が。最後の一行できちんとオチていたり、起承転結がきちんとまとまっていたり、いい話も含めてバラエティに富んでいたんだけど…。玉も石もない平均的な作品集になってしまった感じ。著者の怪談だともっと怖いものがあったので、そこを入れて欲しかった。2020/09/26
坂城 弥生
50
「明るい終末」「圧死寸前」「ダンスホール」「砕けた顔」「止まった時計」「ランドセルを」「宝物」が特に好きでした。怖いというよりも、『守ってくれた』とか『救ってくれた』お話ですが、やっぱり好きです。2021/03/08
かおりんご
23
ホラー。これまでの怪談社の話の中から、選りすぐってまとめたもの。読んだことのある話も、「シーハナ」で聞いたことのある話もある。脳内で、勝手に上間さんの声に変換されてしまう。早くイベントが再開されないかな。2020/10/24
雨
19
住職さんのお祓い成功した!と言うところで笑ってしまった。2020/10/09
tow
12
ちゃんと怖くて、ちゃんと優しかったり、ホロリとしたり、うわって怖くなったり、忙しくて楽しくてちゃんと怖い一冊。短くてもちゃんと怖いあたりがさすが怪談社。怪談社、サイコー。オススメ。2020/09/07