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内容説明
『ゼロ秒思考』など、著書は累計90万部! マッキンゼーで14年間活躍した著者の渾身の作!
著者の赤羽氏は、マッキンゼーで14年間、内外企業の経営改革に取り組み、その後、ベンチャー共同創業、経営支援に携わりながら、問題把握・解決力、コミュニケーション力、コーチング力強化のワークショップを年間80回以上開催している。
人の話をきちんと聞いていると思っている人は多いが、実際は聞いたつもりになっているだけで、自己満足に過ぎない。それに気がつかないと、物事がうまく進まなかったり、相手が言うことを聞いてくれなかったりする。
そこで本書では、「『ゼロ秒思考』A4メモ書き」と並んで著者が重視し、実践している「アクティブリスニング」のメソッドを初めて解説!
アクティブリスニングとは、「ただ聞く」「傾聴する」のではなく、相手に深い関心を持ち、真剣に、徹底的に話を聞きながら、躊躇せずに質問をすることで、深く理解すること。それにより、問題の本質の把握、解決策の立案にまで迫ることができる。
さらに本書では、ポジティブフィードバック(どんなときも肯定的に話す、感謝するなど)、A4メモ書き、アイデアメモ、ロールプレイングといった、効果をさらに高めるノウハウも伝授。加えて、状況別のやり方やリモートワーク下での進め方、社内、クライアントに広める方法なども紹介する。
もっと上手にコミュニケーションを取りたい! と思うすべての人におすすめの一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TomohikoYoshida
16
アクティブリスニングとは、傾聴しつつ、適切な質問をしていく形の聞く技術。そして、ポジティブフィードバックをすると良い、というところは理解した。全般的に説明が抽象的すぎるのと、色々なところに「ポイントは」とまとめられているのだが、その個数が多すぎるので、良く頭に入らない。この本のポイントはというと、「傾聴しつつ、適切な質問をして、相手の言うことをしっかり理解すること」「相手が話しやすいように聞く姿勢を作ること」「相手の話に対してポジティブフィードバックをすること」の3つぐらいかな。2020/12/04
まゆまゆ
14
真剣に、徹底的に相手の話を聞き、質問もしながら理解を深めていく「アクティブリスニング」の効果とやり方を紹介していく内容。何となく聞けば当然頭に入ってこない。話すことが貴重な機会だと認識しながら、相手に強い関心を持ち、本気で何かを聞きたい、聞き出したいと思いながら、聞く。その際は仮説、検証、修正のステップを繰り返しながら問題の本質と解決策を考える癖をつけよう。2021/06/15
ざっく
13
「メモ書き」で有名な赤羽氏の著書。アクティブリスニングとは、聞く技術ではなく、相手に話してもらう技術と言ったほうがしっくりくる。相手に興味を持つこと、これに尽きるか。ビジネスでは、情報を集めることも大事か。著者は、インタビューや取材の際、相手の著書、ブログ記事、SNSなど手に入る情報はすべて目を通しているらしい。インタビューに関わらず、なんとなく停滞しているとき、無我夢中に情報を集めることでブレイクスルーを生むことができるのではないか。ポジティブフィードバックの際は、自責を意識して、相手に向き合おう。2021/08/22
majimakira
9
赤羽氏の著書にはいつも有難い気付きを多くいただく。本書では、正に「自己満足ではない」というあたりがポイントだと感じた。嫌な相手にアクティブリスニングする際には、どこかプライドが邪魔することも確かだったし、話を聴いた後のフォローは不十分だったと思う。まずは相手の置かれている状況や考えを自然体でとことん想像して接することを意識したアクティブリスニングスキルを上げていきたい。2021/02/01
Taizo
7
部下をもつ上司から恋人を持つ人、主婦といった幅広い層を想定読者とした聞く本。これほどまでに「聞く」力が汎用的であるのはなぜか?それは聞くことが相手に関心を持つことに他ならないからだ。そして相手に関心を持つとは人間関係を改善する基本のキであるからだ。鍵は「ひたすら聞く」×「相槌をうつ」×「疑問があったら躊躇なく聞く」にあると著者は主張する。個人的な体感だけど、どれか1つもしくは2つはできるけど3つ揃うとなるとそんなにいないイメージ。この3つのうち今の自分に足りないのはどこか?を想定して読むと良さそう。2020/12/31