アニメ美術から学ぶ《絵の心》

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アニメ美術から学ぶ《絵の心》

  • 著者名:小林七郎【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 玄光社(2020/09発売)
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  • ISBN:9784768312261

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内容説明

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「ガンバの冒険」「うる星やつら」「のだめカンタービレ」他 背景美術の巨匠が絵の楽しさを語る

小林七郎さんは、1960年代から2010年代まで、アニメ美術界を第一人者として走り続けた巨匠である。御年87歳。 これまで手掛けてきたアニメは150本以上。 彼が、“現実とは全く異なる世界観”を様々な美術表現で構築した作品群は、今なお多くのアニメファンの心を引き付けている。その評判と評価は今や海外のアニメファンにも波及している。

『ガンバの冒険』で見せた、ネズミの視点をさらに誇張した大きな世界。
『はじめ人間ギャートルズ』で見せた、簡略化された記号が表す原始の世界の広がり。
『少女革命ウテナ』で見せた、デザイン的センスで作り上げられた象徴的世界…

 本書は、そんな小林さんが抱き続けた『アニメ美術と絵に対するこだわりと信念』を、数多くの自作解説から解き明かしていくもの。さらに未発表に終わった知られざる作品とその美術の紹介も収録。本書にて初公開となる小林さんの創作童話も紹介する。
トピックは、本書のために描き下ろした新画稿。その2日に渡る制作風景を追い、写真で解説している。
とにかく数多くの絵を時間を惜しんで描き続ける人生。そうした中からつかみ取った「絵を描く上での大切な心」を伝える、一般的な技法書の域にとどまらない1冊だ。


【小林さんが手がけた主なアニメ作品】
「巨人の星」「ムーミン」「ど根性ガエル」「侍ジャイアンツ」「はじめ人間ギャートルズ」※ 「ガンバの冒険」※ 「新・エースをねらえ!」「ルパン三世カリオストロの城」「家なき子」※ 「あしたのジョー2」※ 「コブラ」「ゴルゴ13」「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」※ 「ハイスクール!奇面組」「きまぐれオレンジ☆ロード」「少女革命ウテナ」※ 「剣風伝奇 ベルセルク」「フィギュア17 つばさ&ヒカル」※ 「のだめカンタービレ」※ (※は本書収録作)



【本書特別収録コンテンツ】
幻の未発表アニメ「アステリオン」美術ボード 
フランス人プロデューサーが企画した幻のアニメ作品

初監督作「赤いろうそくと人魚」初掲載

小林さんの小学生時代から教師時代の作品を紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山猫

10
2019年9月刊行 「貧しげ」表記なし2021/12/18

山猫

10
うーん、これでもなかったな。2021/11/21

参謀

2
アニメ背景の巨匠小林七郎。この人の背景としてはやはり「ガンバ」の背景が印象に残っています。あとで名前をしたんですが。あの荒々しく、暗い背景がノロイの怖さを一層引き立てていたと思います。そして劇場版「ウテナ」。あの白と赤の尖った建造物はあまりにもかっこよくて衝撃を受けましたね。実はそれほど緻密に描かれてはいなかったので、見せ方もうまかったですな。最近のだと「のだめ」なども手掛けたようです。2019/09/28

たけとり

1
ミルキィホームズが載っていれば買うんだけどな…と思っていたら、図書館にあったので。背景イラストを勉強したい人や、ガンバや宝島、ウテナやのだめなど掲載作品が好きな人向け(掲載作品は出版社のサイトhttp://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=19709 に載ってました)。基本はイラストボードですが、配色で視点をどう誘導しているとか、この影に赤を入れているのはこういう狙いとか、小林さんのコメントつきなので、意図や作画や彩色のポイントが分かりやすくて、読み物としても面白かったです。2019/10/17

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