ちくま学芸文庫<br> オリンピア 遺跡・祭典・競技

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ちくま学芸文庫
オリンピア 遺跡・祭典・競技

  • 著者名:村川堅太郎【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 筑摩書房(2020/09発売)
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内容説明

オリンピック発祥の地・オリンピア。そこは、古代ギリシアを代表する体育競技の場であっただけでなく、広く古典古代史の結節点でもあった。ゼウス神へ献ずる宗教儀礼=オリンピア祭はいかにして始まり、そこでの競技とはどのようなものであったのか。本書は、オリンピアの発掘史と遺跡の概要を述べた後、興味深い逸話を交えつつ競技祭典の実像に迫る。碩学が明快な筆致で描いた古代ギリシア史の名著。

目次

まえがき
Ⅰ 遺跡を訪ねて
早春のオリンピア
夏のオリンピア
オリンピアの発掘史
遺跡めぐり 1
ゼウスの神殿
ゼウスの祭壇
ヘラの神殿
遺跡めぐり 2
プリュタネイオン
評議会場
列柱廊
反響廊
スタディオン
宝物殿
ザーネス
母神殿
給水施設
遺跡めぐり 3
フィリッペイオン
体育場とパレストラ
フィディアスの仕事場
オリンピア博物館
Ⅱ 競技の誕生
伝説は語る
ミケーネ時代
ペロプスの謎
祭りと競技
ホメロスの描くところ
名声へのあこがれ
コンクールの伝統
暗黒期のオリンピア
イフィトスの円盤
オリーヴの冠
相撲とオリンピック
Ⅲ オリンピックの成長
主催権争い
参加地域の拡大
種目の増加
全裸のはじまり
競技会の普及
民族の誇り
著名な競技者たち
Ⅳ 祭典への招待
エケケイリア
大祭迫る
異教の祭典、供犠について
競技に関すること
ランニング
走幅跳び
円盤投げ
槍投げ
レスリング
優勝者決定
ボクシング
パンクラティオン
戦車競走と競馬
現代との比較
参加者
女人禁制
アマとプロの問題など
マラトンの故事
Ⅴ 施設の完備と精神の喪失
前四世紀
ヘレニズム時代
優勝者の変遷
ローマ帝政期 1
ローマ帝政期 2
参考文献
解説(橋場 弦)
オリンピアの遺跡(平面図)
年表