朝日文庫<br> 深代惇郎エッセイ集

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朝日文庫
深代惇郎エッセイ集

  • 著者名:深代惇郎【著者】
  • 価格 ¥669(本体¥609)
  • 朝日新聞出版(2020/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022619051

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内容説明

朝日新聞1面のコラム「天声人語」で読む人を魅了しながら急逝した名記者初のエッセイ集。本作は、「天声人語」以外の、ヨーロッパ総局長時代に書かれた海外の文化や社会についてのエッセイや、海外文学の舞台をめぐり、取材を重ねて描く「世界名作の旅」などたっぷりと読み応えある文章を多数収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

10
リスペクトし続けるには、その人を知り過ぎてはならぬのだろうか。それとも昔は純真素朴に読んでいたのか、あるいは私の読み方が汚れてしまったのか。これまでの読書で積もった澱を払おうとただ付き合ってやる必要のない文章を読みたかっただけなのに、波線どころか「?」マーク、果ては日本一の名文家と看做した深代の文章に「文」マーク(文として問題あり)を書き入れることになろうとは。一つだけいえるのは、深代が理解されない病(別名小林秀雄病)に罹っていることである。朝日による規定と彼の真の個性(真の文才)との関係はどうだったか。2022/01/07

とんこつ

3
深代惇郎について何も知らずに読み始めたのだが、削ぎ落とされた文章(これは新聞で書き続けていたのが大きいのではないかという気がした)と、客観的な鋭い目線のなかに浮かび上がる氏の深い情が、とても印象に残った。自分の文体を持っている人はかっこいいなあと素直に思う。本書には、世界文学についての氏のエッセイも収められていて、その一つが僕もかつて愛読した『チボー家の人々』だったのが嬉しかった。現実と虚構を行き交う書評は芸術的とも言えるほどに完成度が高く、重層的に文(章)の美しさを味わえる贅沢な読書体験だった。2018/12/21

mori

0
朝日新聞にて名記者として活躍された深代惇郎氏が記したコラムをまとめた一冊。 言葉のつながりがきれいだと感じた。 1970年代前後の日本や海外の雰囲気も感じることができた。2021/10/09

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