内容説明
せつなさに胸がふるえる、大切なものを教えてくれる物語。死ぬ前に“二十分間”、自由な時間をもつことができた女性の意外な選択(「跨線橋の秋」)、生と死についての真理を人間に教えるか討論する動物たち(「バルル原理」)、夢の世界で自由に遊べる技術を身につけた男に訪れた、思いがけない出会い(「夢見王子」)など、現在から過去、未来、さらには“物語”の中まで、さまざまな世界を箱庭に見立てた連作短篇集。泣けて、笑えて、ゾッとする、「箱庭旅団」シリーズ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
75
朱川さんの「箱庭旅団」シリーズの最終巻です。ちょっと変わった物語で、連作短篇のような感じです。未来からの世界から時間旅行をしている人物が時たま出てきたりします。物語はちょっと変わった物語が多く、鞄の中に住んでいるような人物が持ち主の要望を代わりに果たしてくれたり、柴沼園の自由な時間をあ立ててくれたりするほっこりするような感じの物語など楽しめました。おもちゃ箱の様な感じがしました。2022/08/18
K
48
箱庭旅団シリーズ第3弾。箱庭から飛び出した少年と白馬の不思議な旅行もこれでおしまい。第3弾が一番娯楽性が高かったかな。「跨線橋の秋」「ボブ論争」が好きです。2016/08/25
NADIA
46
『箱庭旅団』シリーズの完結編。少年と白馬の時間次元旅行者(トラベラー)が巡る世界を描いた数々の短編。以前訪れた世界で出会った人に対する感情を語ったり、ルールを少々逸脱してその世界の住人に向けて助言をする姿に今まで見えなかった少年の優しさを感じられる。とりとめがなく今ひとつだなと感じていたが、この一冊で良い方へ見方が変わり嬉しい。出発から帰郷までのシリーズ3冊を続けて読んだ方が深く感動できるはずだ。いつかまた読んでみたい。2019/08/04
ポップノア♪@介護奮闘中。
45
13話の短編集。短編集だけど最後まで読むとほんわか繋がっているようなテイストで、超常現象がお得意の朱川さんらしい後味でした。個人的1番は『跨線橋の秋』。お迎えが来て、貴重な最期の1日でさえ他人の為に尽くす主人公の優しさが沁みます。「そのバッグ、結局処分せんのかーい!」って思わず突っ込んだ『シュシュと空きカバンの住人』や、「麻衣子は激怒した」から始まる『ボブ論争』、孫娘が結婚相手にナブラ族の勇士⋅ンモイを連れて来る『サトミを泣かせるな』は、コミカルな展開でギャップ萌えですかね。もっと読みたいって思わせます。2025/05/08
ココ(coco)
26
☆☆☆箱庭旅団の3作目で、シリ-ズ最終巻です。【跨線橋の秋】【シュシュと空きカバンの住人】が特に良かった。気楽に読める1冊です。2016/09/10
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