松坂世代、それから

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松坂世代、それから

  • 著者名:矢崎良一
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • インプレス(2020/08発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784295009887

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内容説明

あの伝説の夏から22年――。誰よりも追い続けてきた著者が、松坂世代の“それから”を書き尽くす。平成の怪物・松坂大輔を筆頭に、野球界を牽引してきた「松坂世代」。そんな最強世代も不惑を迎え、94名いた現役選手はわずか5名に。「平成」の野球界は彼等が引っ張ってきたが、「令和」に入り世代交代は確実に進行している。また、力のある選手が揃っていながら、一流選手の証しである200勝、2000本安打達成者が未だゼロという不思議な世代でもある。そんな松坂世代を誰よりも追い続けてきた著者が、再び筆を執り、書き尽くした渾身のノンフィクション。古巣・西武で復活を目指す世代筆頭の松坂大輔。現役を引退しコーチとなった村田修一、後藤武敏、木佐貫洋。世代初の監督に就任した平石洋介。野手唯一の現役・渡辺直人。さらには別の競技でアスリートを続ける者、プロには進まず指導者となった者、一般企業の社長になった者・・・総勢16名、全16章で、知られざる真実、人間ドラマに迫る。

目次

表紙
目次
プロローグ
第1章 村田修一
第2章 澤村幸明
第3章 渡辺直人
第4章 澤井芳信
第5章 江草仁貴
第6章 越智良平
第7章 丹野祐樹
第8章 手嶋健一
第9章 伊代野貴照
第10章 木佐貫洋
第11章 関本大介
第12章 五田祐也
第13章 田中大貴
第14章 平石洋介
第15章 後藤武敏
終章 松坂大輔

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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23
この本は、MLBにおける大谷翔平選手の投打にわたる活躍が異常であること、一流の野球選手であればあるほど驚嘆する理由が良く分かる本としても読めた。▼大谷選手には惜しみない声援を送りたいが、この本に登場する苦悩しながらも野球と関わり続けようとする男たちの話や、高校野球で一つの区切りをつけ、別の道を歩みながらも松坂大輔投手らの活躍を励みとして頑張る話、反発する話など16人の80年生まれで『松坂世代』と呼ばれた男たちの野球人生の方に、シンパシーを感じてしまうのは、たぶんトシのせい?2021/07/19

柊子

20
「松坂世代」の続編。横浜スタジアムでの後藤武敏の引退セレモニー、松坂の涙が印象的だった。この世代には名球会入りした選手はいない。でも、そんな事はどうでもいいとさえ思える。記録以上に、記憶に残る選手が多いからだろう。3センチもある分厚い本。読み応えがあったが、もう少し、馴染みのある選手の事を綴ってほしかったなあ。特に読んでみたいのは、新垣渚の「それから」だ。2020/10/10

Tommy

4
「松坂世代」の野球選手を描いた本や記事は多いが、この作品はちょっと異色。普通は松坂と対戦した経験があったり、プロ野球でライバルとして高めあった選手を取り上げると思うが、この本には松坂に会ったこともない人や、早々に野球を辞めた人も取り上げている。それだけに各々の現在地は競輪選手、飲食店店主、プロレスラー……とさまざま。そして、プロ野球に進んだ選手の章よりも、むしろ「無名の人生」を描く章が味わい深い。1980年に生まれ、高校野球を経験した男たちを描く群像ノンフィクション。よくここまで取材したものだ。2021/07/11

iqo720

3
★★★★★なんの前知識もなく図書館でたまたま手に取った本。すぐにひきこまれてAmazonで購入。野球はやってこなかったものの松坂世代である私には響きまくる。松坂世代となるとプロ選手ばかり取り上げられるがこの本では有名どころ以外の選手も深く追ってくれている。プロの世界の厳しさを改めて知るとともに、ビジネスの世界でしっかりと地に足をつけている同世代の活躍に勇気と元気をもらった。50歳、60歳になった松坂世代も追い続けて欲しい。私も頑張る。2023/12/30

Az.yamada

3
私自身松坂世代と同世代でこの本は興味深く読ませていただいた。プロ野球の世界では大部分は現役は引退し、野球に関係する仕事、関係のない仕事に就いている人もいる。プロ野球で成功したものもいれば、活躍しなかった人もいるのは松坂世代に限らずどの世代でもそうであるが、自分と同世代が今この世の中をどう生きているのかはとても興味があった。この本に出てくる人は、高校時代に野球に一生懸命取り組み、その後の人生を頑張って歩いている人ばかりだった。私自身もこの本を読みこれからの人生に喝をもらったような気がした。2021/09/05

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